アカマツ

2010年3月1日 (月) 19:12時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成: = アカマツ ''Pinus''' '''densiflora'' Siebold & Zucc.= マツ科 Pinaceae == 解説== <!--この植物の解説・写真等をここに記入します --> <!…)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

アカマツ Pinus densiflora Siebold & Zucc.

マツ科 Pinaceae


解説

常緑針葉高木.

マツという名は植物学上はないが,アカマツ・クロマツとそれらの雑種であるアイグロマツが宮島には自生している.盆栽で有名な「宮島五葉」は宮島の産といわれるが,現在ゴヨウマツ(一名ヒメコマツ)の自生は宮島で確認されていない.

宮島では駒ヶ林の岩場などがアカマツの生育適地と思われる.マツの花は4月下旬に咲き,2年かかって種子が熟す.1本の枝上に次々と並んでいるから,その成熟の段階が容易に観察できる.花の時期は,クロマツの方がアカマツより早い.宮島では4月25日ごろがクロマツ,4月30日から5月はじめがアカマツの花盛りで,水たまりに花粉が一面に浮いているのが見られる.


index001.jpg index002.jpg
2002年5月1日 2002年4月27日
index003.jpg index004.jpg
アカマツの実 アカマツ樹皮

花期

  • 4月下旬〜5月中旬(宮島)

分布・産地・天然記念物

  • 沿岸部から中国山地まで広く分布.
  • 広島県は全国でアカマツ林の面積がもっとも広く,広島県(1978)によればアカマツ林の 総面積は210,700haで,そのうち人工林は1,500ha,天然林は162,400haである.
  • 広島県のアカマツ群落の研究はToyohara(1984)に詳しい.

標本

  • 戸河内町捨谷(yy-6264),広島市日浦山(yw-5945),府中町水分峡(mt-6310),呉市灰ケ峰(mt-7238),庄原市葦嶽山(mt-7873),黒瀬町国近(mt-7932),油木町阿弥陀山(mt-8242),庄原市大黒目山(yw-4929),尾道市鳴滝山(mt-9961),芸北町一兵山家山(mt-11118),大野町経小屋山(mt-1895),豊浜町豊島(mt-12015),安浦町久多島(hh-7600),大野町経小屋山(hh-7585),江田島町古鷹山(mt-13287),廿日市市鳥帽子岩(hh-7752),三良坂町沖江(kk-1535),総領町木屋(kk-1786),熊野町石嶽山(yw-902),因島市白滝山(yk-2110),大和町下徳良(sf-2315),内海町横島(sf-2744),三原市大平山(yk-4249),瀬戸田町垂水観音山(sf-4623),福山市仙酔島(sf-4754),因島市青影山(yk-4859),神之瀬峡(mt-18063),甲山町今高野山(ns-1518),向島町高見山(yk-5853),土生町宇和部(yk-5972),西城町三坂(hn-1163),油木町上野(sf-6453),河内町竹林寺(yk-6601),本郷町用倉(yk-6633),御調町下山田(yk-6915),府中市河佐峡(sf-7127),東城町森(hn-1371),世羅町新山(yk-7249),大和町河頭(yk-7531),上蒲刈町田戸(mt-15996),東広島市蚊無奥山(mt-16500),口和町常定(hn-328),三和町井関(sf-930),野呂山(mt-16676),豊松村有木(sf-1455),久井町江木(sf-1917),甲奴町弘法山(sf-2015),比和町釜峯山(kk-2834),上下町岳山(yk-8487),佐伯町羅漢山(hh-8845),甲山町別迫(yk-9572),神辺町東中条(sf-10230).

慣用名

  • メマツ

広島県方言

  • アカズレー
  • アカマツ
  • アカハダ
  • オナゴマツ
  • オンナマツ
  • マツ
  • メンキ
  • メンマツ

備考

  • 環境庁コード: 9000


文献(出典)

  • 広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(編). 1997. 広島県植物誌. Pp. 832. 中国新聞社, 広島.
  • 三次地方林業同志会. 1997. 広島県樹木方言集. -viii + 57 pp. 三次地方林業同志会, 三次.
  • 954
  • 1955
  • Toyohara 1979
  • 豊原 1981
  • Toyohara 1984
  • 吉野 1989
  • 藤原ほか 1991