アカマツ林

広島大学 > デジタル自然史博物館 > 植物 > 生態学

アカマツ林

  • 典型的なものは高木層にアカマツ,低木層にコバノミツバツツジレンゲツツジなどのツツジ類をもつものが一般的である.
  • 西日本に広く分布するが,遷移の進行とともに急激に減少している.
  • 里山の一形態であるが,化石燃料の使用に伴う森林の放棄と松枯れ病の広がりにより,現在荒廃が進んでいる地域も多い.
  • 手入れを行う際には,松枯れ病で枯死した木を切るだけでなく,切った木を搬出する必要がある.これにより,他の木に材線虫が移ることが減少するとともに,林床への有機物の蓄積を防ぐことができる.とくに有機物が蓄積すると,菌根菌が減少して,アカマツの枯死につながる.

広島大学 / デジタル自然史博物館 / 植物 / 生態学 にもどる