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提供: 広島大学デジタル博物館
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== 解説 ==
 
== 解説 ==
 
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* 本州・四国・九州と周辺島嶼に分布.
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* 広島県では,沿岸部のため池や水田から標高の高い山の湿地にまで広く分布.
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* 宮島島内にも分布.
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* 背面は黒褐色で,腹面は赤や橙色の地に黒斑がある.
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* 危険を感じると全身の皮膚の下にある毒腺から毒液を分泌して身を守る.
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* オスは総排泄腔周辺が大きく膨らむ.オスの尾は上下に幅広く先は急に尖り,メスの尾は剣状で長い.
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* 繁殖期になると胴や尾に青白色の婚姻色が出る.繁殖行動は水の中で行われ,オスはメスの前で尾を振って気を引き,鼻先でメスに触れる.メスに気があれば,メスはオスのあとに従う.オスは精包と呼ばれる精子の塊を落とし,メスはそれを総排泄腔から体内に取り入れる.
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* 卵は総排泄腔を出る時に受精し,1個ずつ水草などに産み付けられる.
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* 幼生は[[カスミサンショウウオ]]の幼生に似るが,それより黒く,体表に側線器があり,尾ひれが胴の前部から始まることで区別できる.
    
== 天然記念物・RDB ==
 
== 天然記念物・RDB ==

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