お知らせ/20130831日本植物分類学会野外研修
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日本植物分類学会野外研修
観察会の皆様
関 先生が八幡高原で観察会をなされます.興味のある方は関先生までお問い合わせください.
広島県八幡高原の植物
日程: 2013 年8 月31 日( 土) ~ 9 月2 日( 月), 2 泊3 日, 雨天決行。国土地理院1;25,000 図幅「臥竜山」を参照 経費(宿泊費・バス代など) 約25,000 円の予定.現地で徴収します
第1 日(8月31日) 12:00 広島駅新幹線口に集合, 三段峡交通のマイクロバス(小豆色) に乗車して下さい。14:00 広島県山県郡安芸太田町深入山「いこいの村広島」に到着,ここで2泊. 夕食まで, 深入山の植物を観察。夕食後, 吉野由紀夫(東和科学) 『広島県の新しいレッドデータ ブックについて』,白川勝信(北広島町立高原の自然館) 『八幡高原の自然』による紹介を予定して います.
第2 日(9月1日) 午前中, 八幡湿原での観察。午後, 臥竜山での観察を予定。夕食後は懇談会と 関太郎『Great Smokey Mountains の植物』を予定しています.
第3 日(9月2日) 午前中, 三段峡で観察。13:00 「いこいの村広島」発,15:00 広島駅新幹線口に到着予定.
八幡高原は広島県と島根県の県境に近く, 太田川の上流域に位置します。海抜750-800 mの高原 で, 八幡湿原は「ヌマガヤーマアザミ群集」が記載された所で,西日本の代表的な中間湿原です.ヌマガヤ,オオミズゴケ,オオイヌノハナヒゲ,サワシロギク,サワギキョウ,ミヤコアザミ,バイケイソウなどが見られます.臥竜山(1223 m) は「ブナ―クロモジ群集」に属する太平洋側と日本海側の中間的なブナ林で,オクノカンスゲ,ハウチワカエデなど日本海側の要素とコハウチワカエデ,クロモジ,タンナサワフタギなど太平洋側の要素が混在しています.八幡高原へは,昭和初期に広島文理科大学の招きにより牧野富太郎博士が訪れており,その記念碑もあります.また,北広島町立高原の自然館があり,ビジターセンターとして,また自然保護活動の拠点としても活発に活動しています.