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<div style="text-align:right">(H. Tsubota & S. Uchida 記)</div> | <div style="text-align:right">(H. Tsubota & S. Uchida 記)</div> | ||
2017年2月1日 (水) 12:31時点における最新版
ヒコビアミニレター No. 466(2017年1月31日)
2017年1月22日の第590回植物観察会は,廿日市市大野の城山で行われた.天気は晴れのち曇りときどき雪.24名の参加者があった.駅舎が工事中のため大野浦駅北口(山側)に10時集合.全国男子駅伝があるため公共交通機関でお願いし,自家用車の方は妹背の滝の駐車場にお願いした.コース説明の後,大野浦駅から南西に進む.道路脇の庭にロウバイが開花しており甘い香りがした.さらに進むと自生と思われるヒメユズリハがあり,道路にたくさん落ちた果実を観察する.周辺にクスノキやアラカシもあった.高速道路の高架の近くでヒメアブラススキやムベを観察した.10時30分頃三軒屋墓苑の経小屋山登山口から登りはじめる.山道沿いにコシダやヒサカキ,コバノミツバツツジ,ネジキ,サルトリイバラ,アセビ,イヌザンショウ,イヌツゲ,エノキ,ソヨゴ,カクレミノ,ネズ,クロキ,ガンピ,ザイフリボク,ヤマウルシ,ミヤマガマズミ,ネズミモチ,カナメモチなどが生育.ヤブツバキが開花し,ヒサカキは蕾.ところどころに落葉したタマミズキがあり,宮島に多いクロバイやイヌガシも散見された.標高100 mくらいからコシアブラが見られ,宮島から秋に黄葉が見える植物が本種であることが確認できた.11時30分ころ分かれ道を経て,岩に四角い穴が掘られている「馬のたらい」とよばれる小ピークに到着.宮島側が少し見えるが眺望が悪い.ヤマモモやシャシャンボ,モッコク,コナラが確認できた.ちょうど12時に城山の頂上(265.5 m)に到着.少し狭いが眺望が良い場所で,昼食を食べる.頂上付近ではネジキやコナラ,ヤブツバキ,ネズ,クロキ,ヤダケなどが生育していた.集合写真を撮影するには狭いため,下山してから撮影することとする.妹背の滝に向かう山道を下る.コシダが茂る道を下りながら,クロキやネズ,ネジキ,トダシバ,サンヨウアオイなどを見る.13時すぎに東屋のそばに出て,滝に向かう.道中,ビナンカズラやセンボンヤリ,ルリミノキ,テイカカズラ,ミツデウラボシ,イタビカズラ,タラヨウ,イズセンリョウ,シリブカガシなどを見る.妹背の滝の前で集合写真を撮影した.14時前に大頭神社で解散し,各々徒歩で約20分にある大野浦駅に向かった.寒い一日であった.
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