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| |[[ファイル:20170929スダジイ樹皮_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_22716.JPG|200px|thumb|right|スダジイの樹皮.成長すると縦に切れ目が入る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)]] | | |[[ファイル:20170929スダジイ樹皮_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_22716.JPG|200px|thumb|right|スダジイの樹皮.成長すると縦に切れ目が入る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)]] |
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2017年10月16日 (月) 13:55時点における版
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東広島キャンパスのどんぐりのなる樹
「どんぐり」を作る植物の仲間をブナ科 Fagaceaeと言います.どんぐりは,ブナ科植物の果実で,どんぐり果[殻斗果(かくとか)や堅果(けんか)とも]と呼ばれます.いわゆるどんぐりの帽子になる殻斗(かくと)やクリで見られる毬(いが)と呼ばれる器官で果実が包まれるのがブナ科の特徴のひとつです.
広島県内から報告されているブナ科の植物は約20種です.東広島キャンパス内には,自生・植栽を含め13種程度の樹が生育しています.
どんぐりや葉の写真
キャンパス内でどんぐりが多く実る10種類の樹を紹介します.写真をクリックすると拡大します.
- スダジイ(植栽)
- 広島県内の沿岸部・島しょ部に稀に逸出しています.民家や街路樹に植栽されるのは,広島県本来の自生のツブラジイ(コジイ)よりスダジイの方が多いです.
スダジイの葉(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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スダジイの樹皮.成長すると縦に切れ目が入る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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スダジイ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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スダジイの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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スダジイの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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- マテバシイ(植栽)
- 広島県に自生はしませんが,街路樹などによく利用されています.どんぐりが大きく工芸品の加工に使われます.
マテバシイ(植栽)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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マテバシイの樹皮(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2017)
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マテバシイの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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マテバシイの堅果(けんか)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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マテバシイの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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- アベマキ(自生)
- クヌギとよく似ていて混同されますが,樹皮や葉の裏側の毛を観察すると識別できます(アベマキは成長するとコルク状の樹皮になります).どんぐりと殻斗のみの識別は困難です.
アベマキ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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アベマキの樹皮(広島県呉市蒲刈町田戸(上蒲刈島); 撮影: 池田誠慈, Dec. 20, 2015)
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アベマキ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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アベマキの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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アベマキの堅果(どんぐり)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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アベマキの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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- アラカシ(自生・植栽)
- 構内に植栽されている他,ががら山など周辺の山に自生しています.
アラカシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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アラカシの樹皮(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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アラカシ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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アラカシの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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アラカシの堅果(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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アラカシの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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- ウバメガシ(植栽)
- 広島県内では,沿岸部や島しょ部で見られます.街路樹によく利用されています.備長炭の素材に使われるのは本種です.
ウバメガシ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ウバメガシの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ウバメガシの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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- ウラジロガシ(植栽)
- 広島県の中部から北部の,主として渓谷に分布し,沿岸部や島嶼部にも稀にあります.
ウラジロガシ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2017)
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ウラジロガシの樹皮(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2017)
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ウラジロガシ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ウラジロガシの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ウラジロガシの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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- クヌギ(植栽)
- 広島県内では,類似種のアベマキの方が多く見られます.樹皮と葉の裏側で識別します.どんぐりと殻斗のみの識別は困難です.
クヌギ(植栽)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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クヌギの樹皮(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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クヌギ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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クヌギの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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クヌギの堅果(右)と殻斗(左)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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クヌギの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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- コナラ(自生・植栽)
- 広島県内に広く分布(しかし,宮島には分布していない).葉やどんぐりの変異が大きく,他種との見分けが難しいことがあります.
コナラの雄花序(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Apr. 28, 2017)
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コナラの樹皮(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Apr. 28, 2017)
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コナラ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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コナラの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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コナラの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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- シラカシ(植栽)
- 広島県の中部に分布.「理学部・理学研究科の樹」に指定されています.理学部周辺に多く植栽されています.
シラカシの堅果(どんぐり)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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シラカシの樹皮(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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シラカシ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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シラカシの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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シラカシの堅果(どんぐり)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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シラカシの堅果と殻斗(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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- ナラガシワ(植栽)
- 広島大学植物園の樹木園に植栽されています.
ナラガシワ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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ナラガシワの葉.大きな鋸歯があり,葉柄が長い.(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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ナラガシワの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ナラガシワの堅果(どんぐり)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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ナラガシワの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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似たものの比較
- アベマキ・クヌギ・クリの鋸歯の比較.クリックして拡大.
鋸歯の比較.左から,アベマキ,クヌギ,クリ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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文献(引用)
関連ページ
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