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* 雌雄ともに鳴のうと鳴のう孔をもたない.
 
* 雌雄ともに鳴のうと鳴のう孔をもたない.
 
* オスは脇を掴むと「クックック……」と鳴く.これは「リリースコール」と呼ばれ,繁殖期に他のオスに抱き付かれた時に「放せ」と言うように鳴くことから名付けられた.
 
* オスは脇を掴むと「クックック……」と鳴く.これは「リリースコール」と呼ばれ,繁殖期に他のオスに抱き付かれた時に「放せ」と言うように鳴くことから名付けられた.
* 3~4月頃,池や湿地,山地の水たまりなどの止水域にひも状の卵のうを産む.
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* 沿岸部では2月中旬頃より,中部から県北にかけては3~4月頃,池や湿地,山地の水たまりなどの止水域にひも状の卵のうを産む.
 
* 卵は1週間程度でふ化し,真っ黒な幼生(オタマジャクシ)となる.5~6月頃には3.5 cm程度まで成長する.
 
* 卵は1週間程度でふ化し,真っ黒な幼生(オタマジャクシ)となる.5~6月頃には3.5 cm程度まで成長する.
 
* 幼生は水底にとどまるのではなく,水面から水中の間を漂うように群れで泳ぐ.
 
* 幼生は水底にとどまるのではなく,水面から水中の間を漂うように群れで泳ぐ.
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== 天然記念物・RDB ==
 
== 天然記念物・RDB ==
* 環境省RDBカテゴリ:絶滅危惧II類 (VU)
   
* 広島県RDBカテゴリ(2011):絶滅危惧II類 (VU)
 
* 広島県RDBカテゴリ(2011):絶滅危惧II類 (VU)
 
* 「広島市の生物」(広島版レッドデータブック):広島市の絶滅のおそれのあるもの・準絶滅危惧
 
* 「広島市の生物」(広島版レッドデータブック):広島市の絶滅のおそれのあるもの・準絶滅危惧
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* 前田憲男・松井正文.  1999.  改訂版 日本カエル図鑑.  233 pp.  文一総合出版, 東京.
 
* 前田憲男・松井正文.  1999.  改訂版 日本カエル図鑑.  233 pp.  文一総合出版, 東京.
 
* 松井正文.  1979.  ニホンヒキガエル.  千石正一(編), 原色両生・爬虫類, p. 126.  家の光協会, 東京.
 
* 松井正文.  1979.  ニホンヒキガエル.  千石正一(編), 原色両生・爬虫類, p. 126.  家の光協会, 東京.
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==更新履歴==
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*2021.02.25 環境省RDBカテゴリに誤記載があり,修正しました.また,沿岸部での産卵期の情報提供を受け,解説を編集しました.
 
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