デワノタツナミソウ
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デワノタツナミソウ Scutellaria muramatsui Hara
シノニム
その他
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > シソ科 Lamiaceae > タツナミソウ属 Scutellaria
解説
- 本州近畿以北の日本海側に分布することが知られていたが,1981年に,三上幸三によって広島県から発見され,井波(1982)によって図説された.
- 一見,コバノタツナミに似ているが,茎の毛は下向きで,地下茎を引き小さく群生する.
- 渓谷の増水すると水に浸かる岩上に生育し,ナメラダイモンジソウ,フサナキリスゲなどと混生することが多い.
花期
- 花は6月中旬,薄紫色で下唇に紫点がない.
分布・産地・天然記念物
分布
- 本州近畿以北の日本海側と広島県に分布.
- 広島県では,吉備高原面から中国山地の渓谷に広く分布することが分かり,広島市沼田町など沿岸部にも稀に見られる.
産地
天然記念物
標本
- 吉和村中津谷(ts-970613),筒賀村竜頭滝(ts-890523),加計町温井(yy-5863),広島市沼田町(ts-940702),吉田町赤柴山(km-5850),君田村庵(tk-490),高野町木地山川(yy-13159)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- デワノタツナミ
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 49320
文献(出典)
- 井波(1982),土井(1983),広島市教育委員会(1988),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
引用文献
- 井波一雄.1982. 広島県植物図選II.100 pls. + 11 pp. 博新館,広島.
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