クロキ
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(Symplocos kurokiから転送)
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クロキ Symplocos kuroki Nagam.
シノニム
その他
- Symplocos lucida Siev. et Zucc.[広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)で採用.]
分類
維管束植物門 Tracheophyta > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > キク上目 Asteranae > ツツジ目 Ericales > ハイノキ科 Symplocaceae > ハイノキ属 Symplocos
旧分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ハイノキ科 Symplocaceae > ハイノキ属 Symplocos
解説
- 本来はシイノキなどの常緑広葉樹林の要素であるが,アカマツ林などにも多い.
- 果実は黒色.
- 本種にはSymplocos lucidaという学名があてられてきたが,Nagamasu(1993)によりSymplocos kurokiとされた.
花期
- 花は白色で3月下旬から4月上旬に開花し,広島県のハイノキ属としてはもっとも早く咲く.
分布・産地・天然記念物
分布
- 広島県では,沿岸部から島嶼部に普通に分布し,吉備高原面ではほとんど見られない.
産地
天然記念物
標本
- 宮島(rn-6158),廿日市市宮内(km-5110),広島市高鉢山(yw-1781),府中町山田(hh-5705),熊野町石岳山(mt-12826),河内町小田(yy-12412),福富町段原山(km-5267),東広島市鏡山(mt-15011),倉橋島(yy-10437),江田島(mt-13283),呉市情島(yy-10476),川尻町柏島(yy-4867),本郷町用倉(yy-6788),豊栄町乃美(yy-9740),三原市仏通寺(yw-1316),黒瀬町柳国(mt-7963),安浦町諏訪大明神(mt-8623),上蒲刈島(rn-9267),下蒲刈島(hh-6015),大崎上島(hh-6476),大崎下島(hh-5966),竹原市賀茂神社(hh-6562),豊島(mt-12021)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
- アオギ
- クロギ
- ドバー
- ハア
- ハアノキ
- ハイドバ
- ハイノキ
- ハエノキ
- ハイキ
- ヤマギ
備考
- 環境庁コード: 43670
文献(出典)
- 関ほか(1975),土井(1983),鈴木・吉野(1990a),関ほか(1994),渡辺ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
引用文献
- 三次地方林業同志会. 1997. 広島県樹木方言集. -viii + 57 pp. 三次地方林業同志会, 三次.
- Nagamasu, H. 1993. The Symplocaceae of Japan. Contr. Biol. Lab. Kyoto Univ. 28: 173–260.
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