ミサゴ 宮島
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ミサゴ Pandion haliaetus haliaetus
分類
動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 鳥綱 Aves > タカ目 Accipitriformes > ミサゴ科 Pandionidae > ミサゴ属 Pandion > ミサゴ(種) Pandion haliaetus > ミサゴ(亜種) Pandion haliaetus haliaetus
解説
- 全国の海岸や湖に生息しているタカで,魚を食べて生活している.
- 翼を広げると175cmもの大きさで,下面全体が白く見え美しい.
- 現在は,湖の汚染や開発によって生息場所の減少と共に個体数も少なくなっている.
- 宮島には留鳥として周年棲息していて繁殖もしている.巣は大きなマツの樹頂に枯れ枝を集めて皿型に造り,2個産卵して抱卵に入る.
- 営巣時期は早く,2月下旬頃から番(つがい)で巣造りに入り,ヒナが成長して巣立つのは7月頃になる.
- しかし,営巣して産卵,抱卵と繁殖行動はしても,原因は不明だが毎年ヒナが成長して巣立つとは限らず,1984年は1981年の巣立ち以来3年ぶりに1羽の巣立ちが見られたにすぎない.
- 宮島での営巣場所は,多々良・入浜・大砂利など,深い森林と谷間にある.入浜などはマツの伐採で営巣木がなくなり繁殖できなくなり残念だ.
- 1979年1番(つがい)の営巣を記録してから,2002年現在まで増カロしてきて,59番(つがい)が営巣するまでになった.
(資料提供: 熊谷美登(厳島の鳥を知る会)/写真撮影: 熊谷美登) (1984年12月の広報みやじまに掲載されたものを一部改編)
備考
参考文献
- 宮島町教育委員会(編). 1999. 宮島の野鳥. 176 pp. 宮島町, 宮島町.
- 日本鳥学会(編). 2012. 日本鳥類目録改訂第7版. xx + 438 pp. 日本鳥学会, 三田.
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