カダヤシ

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Gambusia affinisから転送)
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カダヤシ.背面に暗褐縦帯が見られないことからミナミメダカと区別できる.(広島県広島市東区; 撮影: 藤川亜也, Oct. 16, 2022)
カダヤシ.メダカ(ミナミメダカ)と違って尾鰭(赤線部分)が角ばっておらず,丸みを帯びている.(広島県広島市東区; 撮影: 藤川亜也, Oct. 16, 2022)
カダヤシ.(広島県広島市東区; 撮影: 藤川亜也, Oct. 16, 2022)
カダヤシの群れ.(広島県広島市東区; 撮影: 藤川亜也, Oct. 16, 2022)
水面に落ちたダニに寄ってきたカダヤシ.(広島県広島市東区; 撮影: 藤川亜也, Oct. 16, 2022)


カダヤシ Gambusia affinis

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 硬骨魚綱 Osteichthyes > 条鰭亜綱 Actinopterygii > カダヤシ目 Cyprinodontiformes > カダヤシ科 Poeciliidae > カダヤシ属 Gambusia > カダヤシ Gambusia affinis

解説

  • 北米大陸の亜熱帯地方原産で,マラリアの中間宿主のボウフラを駆除するために,1900年代前半に世界中に移出された.日本へは大正12年(1913)年にアメリカから関東平野に移植されたのが始まり.
  • 広島県では,広島市や福山市に移植された.
  • 和名の「カダヤシ」は,「蚊を絶やす」に由来する.
  • 成魚は,オス2.5 cm,メス5 cmで,メスの方が著しく大きい.
  • 体内受精を行う卵胎生.繁殖期は3~10月.
  • ミナミメダカとは,臀(しり)びれの形が扇型(おうぎがた)をしているので区別できる.

天然記念物・RDB

  • 特定外来生物

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • タップミノー

英名

  • topminnows
  • mosquitofish

広島県方言

  • かだやし(蚊絶)

備考

参考文献

  • 比婆科学教育振興会(編). 1994. 広島県の淡水魚, 増補改訂版. 239 pp. 中国新聞社, 広島.
  • 中坊徹次(編). 2013. 日本産魚類検索 全種の同定, 3版. xlix + xxxii + xvi + 2428 pp. 東海大学出版会, 秦野.
  • 田口 哲. 2014. フィールドガイド 淡水魚識別図鑑 日本で見られる淡水魚の見分け方. 256 pp. 誠文堂新光社, 東京.

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