食べ物としての昆虫
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食べ物としての昆虫
昆虫を食べると聞くと, 「見たり,触ったりするだけでも気持ち悪いのに,食べるなんて・・・」と, 多くの人が顔をしかめるのではないでしょうか.
テレビでは罰ゲームとしムシを食べるシーンもよく見かけます. 中には泣き出して結局食べられない人もいますよね.
しかしこんな昆虫食ですが,日本でも世界でも重要なタンパク源として, 古くから食べ続けられているのです.
日本の代表的なものとしてはイナゴ(主にコバネイナゴ), ハチの子(主にクロスズメバチの幼虫), ザザムシ(主にヒゲナガカワトビケラの幼虫)などです.
イナゴ食は特に古く,江戸時代の文献にも記録が残っています. これらの昆虫食は,飢饉,戦時中の食糧難などの時には 非常食として多くの人の命を救ってきました.
そして世界の人口が増え続けている現在, 昆虫は重要な食料資源として見直されてきています.
皆さんも食わず嫌いをせず,一度試してみてはいかがですか? 以前食べたイナゴの佃煮は,小エビの佃煮みたいでとてもおいしかったですよ, 脚が歯茎に「チクッ」なんてこともありましたけどね.
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