石器ブロック

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石器ブロック(せっきぶろっく)

  • 旧石器時代の遺跡で一般的に発見される遺構で、各種の石器類が一定の範囲にまとまった状態で出土するものである。これは1~10m前後までさまざまな規模が認められるが、2~3m程度の規模が一般的である。
  • 内容は石器の材料を剥離するための石核(せっかく)や石器の材料となる剥片や石器を作る過程などできる剥片(はくへん)、砕片(さいへん)、作りかけ石器や壊れた石器などである。石器製作の痕跡を示すものが多いが、まだ使える石器や石器の素材、原石などが主体となる場合もあり、必ずしもすべてが同じ性格ではない。