発見の小径/私たちのもっとも身近な自然環境「里山」
提供: 広島大学デジタル博物館
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古くから人が自然を利用し、維持管理を行ってきた場所を里山といいます。里山では、田んぼやため池、雑木林といったように、原生的な環境とは異なる多様な環境があります。私たちがイメージする身近な自然は、人との共存によって形作られた自然環境なのです。
この谷間は、広島大学の統合移転による大規模工事により一時的に里山の機能を失っていましたが、適度に人の手を入れることにより里山環境が復元され、これまで「生態実験園」として維持されてきました。
この里山環境では、水生昆虫やカエル類が水辺に生息しており、冬季には餌を求めて様々な鳥類が訪れます。雑木林では、コバノミツバツツジをはじめとした植物が生育し、その林床に様々な土壌生物が生息しています。多様な生物が利用する発見の小径は東広島の里山環境のモデルとして、観察会などの環境教育活動にも利用されています。
活動など
附属幼稚園による稲作り
生態実験園に残されていた放棄水田を,1993年に復田しました.面積は約75 m2ほどです.この水田では、主に古代米の黒米を栽培しています.復田の数年後からは,附属幼稚園による稲作りが毎年続けられています.
田植え
- 5月には生態実験園の水田で,附属幼稚園の園児と統合生命科学研究科植物学教室の学生が一緒に田植えを行います.
稲刈り
- 11月には園児と統合生命科学研究科植物学教室の学生が一緒に稲刈りをします.
見られる動植物
※希少種を除く.
植物
鳥類
両生類
爬虫類
昆虫
甲殻類
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