差分

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動
15行目: 15行目:  
*地域で長年親しまれてきた隣人である
 
*地域で長年親しまれてきた隣人である
 
などの理由があげられます.
 
などの理由があげられます.
 +
 +
===文化財として===
 +
 特別天然記念物は,建造物で言うところの「国宝」に相当します.文化財保護法によれば特別天然記念物は「世界的にまたは国家的に特に価値が特に高いもの」と定義されています.オオサンショウウオの生息地は中国地方の山間部が中心となります.さらに日本の固有種であるため,毎年海外から多くの研究者がこの東広島に訪れています.私達のすぐ側に当たり前にいるこの生き物は,世界的な重要種なのです.
 +
 +
===生物として===
 +
 世界的重要種でありながら,特別天然記念物として保護されているがゆえに調査が進まないというジレンマも抱えています.また寿命50年を超える長命な生き物なので,1人の研究者が一生をかけてもオオサンショウウオの生涯を見届けられない可能性もあります.広島大学総合博物館という組織が調査主体となることで,100年スケールでの息の長い研究を行えればと考えています.
 +
 +
 全長1mにもなるオオサンショウウオは,河川生態系の頂点に位置する高次捕食者で川の王様とも呼ばれています.彼らが安定して生息するためには,生態系下位の生き物の多様性が保たれていることが必須条件です.オオサンショウウオの調査を通して,河川の生態系そのものを経時的にモニタリングしています.
 +
 +
===隣人として===
 +
 オオサンショウウオは昔から,民家のすぐ側の川で暮らしてきました.オオサンショウオと遊ぶことは子供たちの日常の一つでしたし,食されてきた歴史もあります.里山の文化を語る上で欠かすことのできない生き物の一つといえるでしょう.そうして長年受け継がれてきた,オオサンショウウオとの関わりが,いま途絶えようとしています.大学博物館が小学校への出前授業や地域での観察会を行うことで,オオサンショウウオと人が寄り添いあって暮らす地域づくりに貢献できればと思っています.
 +
 +
 このように多様な側面で価値を持つオオサンショウウオを調査研究し情報発信を行うことで,地域資源の発掘,研究,情報発信,地域貢献へとつなげる地域丸ごと博物館のモデルケースを構築できるのではないかという,壮大な構想を抱きながら,種々の活動を行っています.
 +
 +
==目次==
 +
{{テンプレート:オオサンショウウオの部屋}}
 +
 +
----
 +
<span style="font-size:10">[https://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/ デジタル自然史博物館] > [[メインページ]] > [[郷土の動物|郷土の動物]] > [[広島県のサンショウウオ・イモリ]] > [[オオサンショウウオ]] > [[オオサンショウウオの部屋]] > [[オオサンショウウオの部屋/エコミュージアム|エコミュージアム]] | [[広島県の動物図鑑]] / [[広島県の動物図鑑/和名順/ブロック|和名順]] </span>
 +
 +
[[Category:動物]]
 +
[[Category:広島県の動物]]
 +
[[Category:広島大学]]
 +
[[Category:広島大学総合博物館]]
 +
[[Category:A]]
 +
[[Category:オ]]
 +
[[Category:両生類]]
 +
[[Category:有尾目]]
 +
[[Category:オオサンショウウオ科]]
 +
[[Category:広島県]]
 +
[[Category:RDB]]

案内メニュー