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====記録(諸石)====
 
====記録(諸石)====
2016年8月7日.晴れ.厳島世界遺産20周年記念事業による植物観察会が宮島で行われた.9時に桟橋に集合.原爆の日の前後に開花するヤマモガシをメインの目的とし,包ヶ浦キャンプ場へ向かった.はじめに江戸時代の宮島の景観について説明があった.宮島小学校に向かう途中,コバノミツバツツジ,コシダ,アラカシ,シキミ,アカマツ,ネジキ,アセビ,ヤブムラサキ,ヤマウルシ,ハゼノキ,ヒサカキ,ミミズバイ,ヤマツツジ,アカメガシワ,カクミレノ,カナメモチ,ヒメイタビ,ヤブツバキ,カマツカ,ツルウメモドキ,ホウロクイチゴ,ハスノハカズラ,ヤマザクラ,クサギ(花),タラノキ,ヤマフジ,サカキカズラ,カエデドコロ,カタバミ,コニシキソウ,ヒメチドメを観る.学校内には,イヌビワ(実),シャリンバイ,クスノキ,トラノオジソ,モロコシソウ(苗),イノモトソウ,サンカクヅル,ミツバアケビ,スイカズラ,ヒメヤマツツジ,イロハモミジ,キンモクセイ,ナンテンがあった.その後,ノキシノブ,イヌガシ,ネズ,シロダモ,ジャケツイバラ,ヤマモモ,スギ,ナツツバキ(植栽),ダンドボロギク(花),イヌツゲ,ハマゴウ,ウリハダカエデ,カンコノキ,ノイバラ,ノブドウ,ナガバタチツボスミレ,アオテンナンショウ,ナンゴクウラシマソウ,ヘクソカズラ(花),ジャゴケ,ヒメユズリハ(幼芽),タチシノブ,トラノオシダ,ヌルデ,ツタウルシ,エノキ,ネズミモチ,カンコノキ(花),マンリョウを見ながらトンネルを通過.芝生のシカを横目にアオギリ(現・アオイ科),ウラジロ,コバノヒノキシダ,リョウブ,テイカカズラ,ソヨゴを観る.アオギリはかつてはアオギリ科に置かれていたが,APG分類体系ではアオイ科に移動している.またカンコノキはトウダイグサ科に置かれていたが.現在はコミカンソウ科に含まれた.檜皮の森に差しかかる手前でテッポウユリ,ヒメムカシヨモギ,キョウチクトウ(植栽・花),スダジイ(植栽)を観る.檜皮の森を経由し,包ヶ浦キャンプ場に向かう.途中,イズセンリョウ,サカキ,シリブカガシ(花),タマミズキ,カギカズラ(対生),オオバヤシャブシ,ナンキンハゼ,クマノミズキ,サルトリイバラ,ヒメヤシャブシを観る.ナンキンハゼは中国原産の落葉高木で,ハゼノキの代わりに蝋をとる材料として使われるようになったことからその名がついた.ナンキンハゼはシカが食べず,奈良公園での繁茂が問題となっている.村中ほか(2005)による「特定外来生物に指定すべき優先度の高い種」のリストの中では,ナンキンハゼは最低ランクに位置づけられているが,今後生態系への影響が懸念される.包ヶ浦キャンプ場でヤマモガシを観る.花期を見込んでやってきたが,サツマニシキの幼虫による食害が樹木全体に及んでいた.キャンプ場から奥に進むと,やや薄暗い林床があり,腐生植物のホンゴウソウ,シロシャクジョウ,ヒナノシャクジョウを観る.14時過ぎ,現地解散.
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2016年8月7日.晴れ.厳島世界遺産20周年記念事業による植物観察会が宮島で行われた.9時に桟橋に集合.原爆の日の前後に開花するヤマモガシをメインの目的とし,包ヶ浦キャンプ場へ向かった.はじめに江戸時代の宮島の景観について説明があった.宮島小学校に向かう途中,コバノミツバツツジ,コシダ,アラカシ,シキミ,アカマツ,ネジキ,アセビ,ヤブムラサキ,ヤマウルシ,ハゼノキ,ヒサカキ,ミミズバイ,ヤマツツジ,アカメガシワ,カクミレノ,カナメモチ,ヒメイタビ,ヤブツバキ,カマツカ,ツルウメモドキ,ホウロクイチゴ,ハスノハカズラ,ヤマザクラ,クサギ(花),タラノキ,ヤマフジ,サカキカズラ,カエデドコロ,カタバミ,コニシキソウ,ヒメチドメを観る.学校内には,イヌビワ(実),シャリンバイ,クスノキ,トラノオジソ,モロコシソウ(苗),イノモトソウ,サンカクヅル,ミツバアケビ,スイカズラ,ヒメヤマツツジ,イロハモミジ,キンモクセイ,ナンテンがあった.その後,ノキシノブ,イヌガシ,ネズ,シロダモ,ジャケツイバラ,ヤマモモ,スギ,ナツツバキ(植栽),ダンドボロギク(花),イヌツゲ,ハマゴウ,ウリハダカエデ,カンコノキ,ノイバラ,ノブドウ,ナガバタチツボスミレ,アオテンナンショウ,ナンゴクウラシマソウ,ヘクソカズラ(花),ジャゴケ,ヒメユズリハ(幼芽),タチシノブ,トラノオシダ,ヌルデ,ツタウルシ,エノキ,ネズミモチ,カンコノキ(花),マンリョウを見ながらトンネルを通過.芝生のシカを横目にアオギリ(現・アオイ科),ウラジロ,コバノヒノキシダ,リョウブ,テイカカズラ,ソヨゴを観る.アオギリはかつてはアオギリ科に置かれていたが,APG植物分類体系ではアオイ科に移動している.またカンコノキはトウダイグサ科に置かれていたが.現在はコミカンソウ科に含まれた.檜皮の森に差しかかる手前でテッポウユリ,ヒメムカシヨモギ,キョウチクトウ(植栽・花),スダジイ(植栽)を観る.檜皮の森を経由し,包ヶ浦キャンプ場に向かう.途中,イズセンリョウ,サカキ,シリブカガシ(花),タマミズキ,カギカズラ(対生),オオバヤシャブシ,ナンキンハゼ,クマノミズキ,サルトリイバラ,ヒメヤシャブシを観る.ナンキンハゼは中国原産の落葉高木で,ハゼノキの代わりに蝋をとる材料として使われるようになったことからその名がついた.ナンキンハゼはシカが食べず,奈良公園での繁茂が問題となっている.村中ほか(2005)による「特定外来生物に指定すべき優先度の高い種」のリストの中では,ナンキンハゼは最低ランクに位置づけられているが,今後生態系への影響が懸念される.包ヶ浦キャンプ場でヤマモガシを観る.花期を見込んでやってきたが,サツマニシキの幼虫による食害が樹木全体に及んでいた.キャンプ場から奥に進むと,やや薄暗い林床があり,腐生植物のホンゴウソウ,シロシャクジョウ,ヒナノシャクジョウを観る.14時過ぎ,現地解散.
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;参考文献:村中孝司・石井 潤・宮脇成生・鷲谷いづみ(2005):特定外来生物に指定すべき外来植物種とその優先度に関する保全生態学的視点からの検討.保全生態学研究,10,19–33.
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;参考文献:村中孝司・石井 潤・宮脇成生・鷲谷いづみ.  2005.  特定外来生物に指定すべき外来植物種とその優先度に関する保全生態学的視点からの検討.  保全生態学研究 10: 19–33.
    
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