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提供: 広島大学デジタル博物館
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植物の分布は地質の影響が大きく,全国一の規模といわれる県面積の約70%に達する流紋岩類や花崗岩類の分布は,広大なアカマツ林の分布と密接に関係している.これら火成岩類の中に点在する古生層(一部,中生層を含む)との間で,植物相や植生に著しい対比が見られる.県東部には石灰岩地帯や蛇紋岩地帯があって,特殊な植物相や植生が分布している.世羅台地の鐘状火山では,周辺の花崗岩と火山の玄武岩との間で顕著な植物相や植生の差異がある.
 
植物の分布は地質の影響が大きく,全国一の規模といわれる県面積の約70%に達する流紋岩類や花崗岩類の分布は,広大なアカマツ林の分布と密接に関係している.これら火成岩類の中に点在する古生層(一部,中生層を含む)との間で,植物相や植生に著しい対比が見られる.県東部には石灰岩地帯や蛇紋岩地帯があって,特殊な植物相や植生が分布している.世羅台地の鐘状火山では,周辺の花崗岩と火山の玄武岩との間で顕著な植物相や植生の差異がある.
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広島県の気候は,全体として温和である.県東南部は瀬戸内小気候区に属し,温暖で年平均気温14~16℃(一部は16℃以上),降水量は少なく,年降水量1200~1400mm(一部は1200mm未満)である.県中央部から南部は山陽小気候区に属し,温暖で年平均気温12~16℃(島嶼部では16℃以上の地域もある),降水量も少なく,年1400~1600mm未満である.県北部及び西部の高地は中国山地小気候区に属し,冬季は寒冷で積雪も多く,年平均気温12~10℃未満,山岳地帯では8℃未満,年降水量は1600~2000mm未満,山岳地帯では2000mm以上に達する.最深積雪は,県中央部から南部では10~30cm未満であるが,中国山地の山麓では50~100cm未満で,山岳地帯
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広島県の気候は,全体として温和である.県東南部は瀬戸内小気候区に属し,温暖で年平均気温14~16℃(一部は16℃以上),降水量は少なく,年降水量1200~1400mm(一部は1200mm未満)である.県中央部から南部は山陽小気候区に属し,温暖で年平均気温12~16℃(島嶼部では16℃以上の地域もある),降水量も少なく,年1400~1600mm未満である.県北部及び西部の高地は中国山地小気候区に属し,冬季は寒冷で積雪も多く,年平均気温12~10℃未満,山岳地帯では8℃未満,年降水量は1600~2000mm未満,山岳地帯では2000mm以上に達する.最深積雪は,県中央部から南部では10~30cm未満であるが,中国山地の山麓では50~100cm未満で,山岳地帯では100cm以上のところもある(田中1982; 広島県1987).このような,日本海側に匹敵する多雪地帯の存在が広島県の植物相に大きな特色を与えている.
 
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