差分

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動
1行目: 1行目:  
= [[植物標本の整理と保存]] =
 
= [[植物標本の整理と保存]] =
 
== 6. 整理と保存 ==
 
== 6. 整理と保存 ==
台紙に貼った,あるいは新聞紙にはさんだ標本は,厚い模造紙の二つ折りのカバー(属カバー)の中に入れて整理する.カバーの大きさは,二つ折りで標本台紙より縦,横とも2 cmほど大きめがよい.表右下には属名を,必要なら科名も併記しておく.1つのカバーに入れる標本数は,標本の厚さにもよるが,10-20枚位である.これを分類体系にしたがって科を配列し(日本の多くの公共標本館はエングラーの体系を採用),科の中では属を学名のアルファベット順に,属では種小名のアルファベット順にならべる.整理ができたら分類群ごとに,ポリ袋や茶箱に保存する.保存時には,防虫剤(樟脳など)を入れておくと虫がつかなくてよい.
+
台紙に貼った,あるいは新聞紙にはさんだ標本は,厚い模造紙の二つ折りのカバー(属カバー,Genusカバー)の中に入れて整理する.カバーの大きさは,二つ折りで標本台紙より縦,横とも2 cmほど大きめがよい.表右下には属名を,必要なら科名も併記しておく.1つのカバーに入れる標本数は,標本の厚さにもよるが,10-20枚位である.これを分類体系にしたがって科を配列し(日本の多くの公共標本館はエングラーの体系を採用),科の中では属を学名のアルファベット順に,属では種小名のアルファベット順にならべる.整理ができたら分類群ごとに,ポリ袋や茶箱に保存する.保存時には,防虫剤(樟脳など)を入れておくと虫がつかなくてよい.
    
== 7. 標本の小型化 ==
 
== 7. 標本の小型化 ==

案内メニュー