調査区中央部で発見された集石炉で、拳大から人頭大の礫を利用して方形に組んだ石組炉の一種です。まず、炉を築く部分に大きな穴を掘ってその中央に炉の床となる大型の平らな石を置きます。次にその周囲に一回り小型で厚みのある角礫を積んで炉の壁を築いています。最後に土で埋め戻して完成です。炉の規模は1辺約50cmです。見つかった時には南側は壁がありませんでしたが、灰などを掻き出すために当初から造らなかったのかもしれません。 九州地方や関東地方などで発見例が多く、縄文時代早期(約8000年前)を中心に利用された型式です。 | 調査区中央部で発見された集石炉で、拳大から人頭大の礫を利用して方形に組んだ石組炉の一種です。まず、炉を築く部分に大きな穴を掘ってその中央に炉の床となる大型の平らな石を置きます。次にその周囲に一回り小型で厚みのある角礫を積んで炉の壁を築いています。最後に土で埋め戻して完成です。炉の規模は1辺約50cmです。見つかった時には南側は壁がありませんでしたが、灰などを掻き出すために当初から造らなかったのかもしれません。 九州地方や関東地方などで発見例が多く、縄文時代早期(約8000年前)を中心に利用された型式です。 |