植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter508

提供: 広島大学デジタル自然史博物館 植物
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ヒコビアミニレター No. 508(2020年01月26日)

 2020年2月16日の観察会は,広島市安佐南区伴東町の伴中央駅から権現神社へのコースで行われた.参加者は24名.天気は雨のち曇り.10時にアストラムラインの伴中央駅前に集合.前日からの雨のため,参加者は少なかった.吉野の配布した資料は1950年と2015年の1/25,000地形図で,この地域が近年,大きく発展したことが分かる.下見をしてくれた内田さんの案内で,車の少ない道路を歩く.大塚川にはツルヨシが見られた.花の少ない時期で,石垣の間や法面にフラサバソウホトケノザシロバナタンポポノゲシなどを見る.また,古い農家の石垣上の庭木では枝にカヤランが1株着生していた.モウソウチクシャガアラカシアセビヒサカキチガヤなどを見る.山陽自動車道を渡ると,左に薬王院の石垣が見える.このあたりから,里山風景となってくる.アベマキコウヨウザンを見ながら舗装道路を上る.途中に逸出したと思われるトクサが多数生育していた.中腹部には大規模な造成跡地があった.ススキセイタカアワダチソウ(枯)など貧弱な植物相からなっている.神社入口の鳥居から山道となる.解説板によると,太田川に筏で木材を運んだ戸河内からのいかだ流しの人たちが帰り道にこの峠を使っていたようである.根元付近から多数の幹を出している(萌芽再生:過去に切られたことを示す)アラカシが多くみられ,クロキクヌギソヨゴなどを見る.神社付近は谷頭で,カーテン群落を称しているツル植物からなる群落がよく観察され.雨のため午後の予定であった石山から尾根筋を歩き,大塚駅に出るコースは断念し,神社から伴中央駅に戻ることにした.

(Y. Yoshino記)

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