植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter310

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ヒコビアミニレター No. 310 (2005年10月5日)

2005年9月15日の第435回植物観察会は深入山で行われた.深入山いこいの村駐車場に10時集合.参加者43名.南登山口に移動して森林コ-スを登る.深入山では毎年4月の第1日曜日に山焼きが行われており,そこには半自然草原のススキ-ホクチアザミ群集が成立している.コナラ林やアカマツ林の中を登り始めると,林床に火入れが行われているので,ホクチアザミやオケラ等草原植物の花が目立つ.途中で道を間違え,谷筋のススキ草原の中を苦労して登ることになった.谷筋のススキは非常に良く育ち,地面に光が届かないほど密生しているが,火入れのせいでシオガマギクなどの草原植物を見ることが出来る.車が通るほど道幅の広い本道に出て一息ついた.のり面にセンブリが目立つ.のり面に外国の植物を植え付けていないため色々な野草が見られて楽しいコ-スである.山頂(1152.3 m)には高さ30 cmに満たないコナラ低木林がみられるが,群落構成種は草原植物でありススキ-ホクチアザミ群集に属する.コナラ林は海抜高700 m位から下部に成立し,それより上部はミズナラ林になるのが普通であり,このような高所にコナラが存在するのは珍しいことである.コナラが高所に見られる場所は一般に人為的攪乱が大きい所であり,ここでは火入れがコナラ低木林の成立に関係しているようである.

(G. Toyohara 記)

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