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2019年の東広島キャンパスの生き物
キャンパスで見られる生き物の2019年の情報です.写真や名前をクリックすると解説ページに移動します(黄色く反転しているリンクは作成中のページです).解説ページの写真はクリックすると拡大します.
12月
- 2019.12.20-25 東広島キャンパスでは冬尺蛾や冬夜蛾(キリガ)など,冬期に見られる蛾が出現しています.冬尺蛾はフユシャク亜科及び冬期に発生するエダシャク亜科,ナミシャク亜科の一部の種の総称です.メスは翅が退化しており飛べませんが,樹幹や手すりなどを登り,フェロモンを出してオスを誘引します.冬夜蛾はアラカシやアベマキの樹液やサザンカの蜜を吸っている姿が見られます.その他樹皮に擬態するキノカワガ,カレハガ科では珍しく冬に現れるウスズミカレハを観察することができました.
交尾中のウスバフユシャク.左の翅がない個体がメス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 24, 2019)
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チャバネフユエダシャクの成虫(オス).前翅に暗色条が入る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 20, 2019)
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クロオビフユナミシャクの成虫(オス).翅の黒い帯模様が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 27, 2019)
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シロオビフユシャクの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 24, 2019)
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カシワキボシキリガの成虫.越冬するキリガ類.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 25, 2019)
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チャマダラキリガの成虫.翅の模様は変異が著しい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 24, 2019)
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アベマキの樹液を吸うハネナガモクメキリガの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 25, 2019)
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キノカワガの成虫.樹皮に溶け込んでいる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 25, 2019)
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ウスズミカレハの成虫(オス).カレハガ科では珍しく初冬に現れる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 25, 2019)
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空を舞うハイタカ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 14, 2019)
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オシドリのオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 14, 2019)
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地上で採餌するミヤマホオジロのメス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 12, 2019)
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東広島キャンパスでクロスジホソサジヨコバイ,コブマダラカモドキサシガメ,ヒゲナガサシガメを観察することができました.クロスジホソサジヨコバイは翅端にある一対の黒斑が眼,細い筋模様が脚に見え,まるで別の虫に見えることから「マエムキダマシ」といいます.冬期にヤツデなど常緑樹の葉をめくると見つかります.
クロスジホソサジヨコバイの成虫(メス).矢印の先が頭部.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 19, 2019)
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コブマダラカモドキサシガメの幼虫.樹洞で越冬していた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 16, 2019)
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ヒゲナガサシガメの幼虫.葉裏で越冬していた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 19, 2019)
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- 2019.12.5-7 東広島キャンパスでヤマシギ,シメ,ミヤマホオジロのオスなどを観察することができました.ヤマシギは夜間活動することが多く,水田の畔や芝生などでミミズや昆虫を探す姿が見られます.東広島キャンパスの野鳥については「東広島キャンパスの鳥類相」というページもご覧になってください。
ヤマシギ.主に夜間田畑や芝生などで採餌する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 10, 2019)
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シメ(メス).メスは眼から嘴にかけての黒斑が薄い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 7, 2019)
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ミヤマホオジロ(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 7, 2019)
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12月になり気温がかなり下がっていますが,晴れて暖かい日にはアキアカネが日当たりの良い草地などで見られます.また,ヒシガタグモやアカハバビロオオキノコなども見られます.
アキアカネの成虫(オス).寒くなっても多くの個体が残っている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 5, 2019)
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アカハバビロオオキノコの成虫.カイガラタケを食べている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 5, 2019)
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11月
- 2019.11.27 東広島キャンパスでもワタムシの仲間が見られるようになりました.ワタムシの仲間は「雪虫」とも呼ばれ,北海道ではトドノネオオワタムシが初雪を知らせる秋の風物詩として知られています.キャンパスでは主にヒイラギハマキワタムシとケヤキヒトスジワタムシの2種が見られ,雨が降る前に飛翔することが多いです.
また,この時期の林縁部ではゴマフリドクガの幼虫が見られます.ドクガ科の幼虫には毒を持たないものもいますが,本種は毒刺毛をもつので触らないよう注意が必要です.
ヒイラギハマキワタムシの成虫(メス).晩秋に現れる有翅虫は二次寄主(不明)から一次寄主のモクセイ科に移る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 27, 2019)
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ケヤキヒトスジワタムシの成虫(メス).晩秋に現れる有翅虫は二次寄主のササ類から一次寄主のニレ科に移る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 18, 2019)
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ゴマフリドクガの幼虫.同じく毒をもつキドクガやモンシロドクガ,毒をもたないリンゴケンモンなど類似種が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 27, 2019)
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秋に発生するシャクガの仲間はナカオビアキナミシャクやカバエダシャクを観察することができました.越冬前の虫はアカホシテントウが見られました.滲むような赤色斑が特徴です.
ナカオビアキナミシャクの成虫.晩秋~初冬にかけて多く見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 27, 2019)
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カバエダシャクの成虫.晩秋から初冬にかけて出現する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 27, 2019)
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アカホシテントウの成虫.翅に沈み込むような赤色斑が独特.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 27, 2019)
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- 2019.11.18-23 東広島キャンパスでミヤマホオジロが見られるようになりました.また,ジョウビタキはキャンパスのあちらこちらで観察することができます.
ミヤマホオジロのオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 20, 2019)
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ジョウビタキのオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 20, 2019)
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ジョウビタキのメス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 20, 2019)
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先週に引き続きウスタビガやチャエダシャク,ニトベエダシャクなど晩秋~初冬の蛾を観察することができました.
ウスタビガの成虫(オス).橙褐色の翅は枯葉のようである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 20, 2019)
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チャエダシャクの成虫(オス).触角が発達している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 18, 2019)
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ニトベエダシャクの成虫.出現時期が晩秋であることと,独特な模様から識別は容易.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 23, 2019)
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秋が深まり観察できる虫は少なくなりましたが,セスジツユムシやキトンボはまだ活動しています.ムラサキツバメはまもなく越冬に入ることでしょう.
セスジツユムシの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 23, 2019)
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キトンボの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 23, 2019)
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ムラサキツバメの成虫(オス).成虫で越冬するシジミチョウ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 23, 2019)
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ルリビタキのオス.若いオスと縄張り争いをしていた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 17, 2019)
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キクイタダキ.針葉樹の間を飛び回る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 13, 2019)
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シメ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 15, 2019)
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ヒメヤママユはいよいよ見られなくなってきましたが,ウスタビガが見られるようになりました.ヤママユ科では最も遅く出現する種で,眼状紋が透けているのが特徴です.そのほか枝にそっくりなキバラモクメキリガを確認しました.
ウスタビガの成虫(メス).キャンパスにおいては最も遅い季節に見られるヤママユ科である.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 17, 2019)
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ヒメヤママユの成虫(オス).11月中旬に入ると翅が傷ついた個体が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 12, 2019)
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キバラモクメキリガの成虫.枝の端のような見た目をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 13, 2019)
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褐色型のハラビロカマキリや手すりで見られたカネタタキ,キイロテントウ,その他の虫を紹介します.
褐色型のハラビロカマキリの成虫(メス).褐色型はキャンパスではあまり見られない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 13, 2019)
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カネタタキの成虫(オス).夜の手すりでメスとともによく見られた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 17, 2019)
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越冬前のキイロテントウの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 17, 2019)
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アオモンツノカメムシの成虫. キヅタの葉の上に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 11, 2019)
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花の上で獲物を待つコハナグモの成体(メス). ハナグモに似るが頭胸部に剛毛を有する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 13, 2019)
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アリグモの成体(メス).オスのように大アゴは発達しない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 13, 2019)
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- 2019.11.6-11.9 東広島キャンパスでジムグリを観察することができました.ジムグリは高温に弱く,夏場はあまり見ることができませんが,春や秋には見られる機会が多くなります.また,冬鳥も渡ってきています.生態実験園でアトリ,ぶどう池でクロジを観察することができました.
ジムグリの成蛇.春や秋は昼間にも見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 9, 2019)
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アトリのメス.メスは顔の色が淡い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 7, 2019)
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クロジ. アオジと混群を形成していた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 8, 2019)
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キャンパスで見られる虫も晩秋を象徴するものが多くなりました.オオスズメバチのオスは晩秋になると巣を離れ,他の巣の新女王と交尾します.ベッコウバエも主に晩秋に見られるハエで,腐食物に集まります.オオアオイトトンボも越冬しない均翅亜目のトンボでは最も遅い時期まで見られ,金緑色の光沢部が美しいです.
ムラサキシジミは越冬するシジミチョウで,気温が低く,かつ天気のいい日に翅を開いて美しい模様を見せてくれます.その他地衣類に擬態するケンモンミドリキリガや繊細な模様が美しいキバラケンモンなどを観察することができました.
オオスズメバチの成虫オス.働きバチや女王バチに比べて触角が長く,頭楯の突起が丸い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 8, 2019)
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ベッコウバエの成虫.林縁部などでよく見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 8, 2019)
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オオアオイトトンボの成虫(オス).キャンパスではため池のある環境でふつうに見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 7, 2019)
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ムラサキシジミの成虫(メス).メスは翅表の青色部が狭い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 8, 2019)
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ケンモンミドリキリガの成虫.ウメノキゴケに擬態していると考えられる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 9, 2019)
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キバラケンモンの成虫.ニセキバラケンモンやキタキバラケンモンなどの類似種がいる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 8, 2019)
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林内に入ればキノコも様々なものが見られます.地面から直接生え,橙色がよく目立つヒイロチャワンタケ,倒木から何百本以上も群生するイヌセンボンタケ,押すと胞子が勢いよく放出するクチベニタケなどが見られました.
ヒイロチャワンタケ.柄はなく,地面から直接生える.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 6, 2019)
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イヌセンボンタケ.倒木や切り株にびっしりと生える.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 6, 2019)
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クチベニタケ.広葉樹林の切り通しなどやや開けた場所に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 6, 2019)
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10月
- 2019.10.26-11.3 11月3日(日)はふれあいビオトープにて生物の観察会がありました.多くの水生生物を観察することができたのでその一部を紹介します.
ウスイロシマゲンゴロウの成虫(メス).本州では分布が局所的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 3, 2019)
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コガムシの成虫.水田やため池の浅い場所で見ることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 3, 2019)
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ミズカマキリの成虫.カメムシ目であるため,口は鋭い口吻になっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 2, 2019)
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キャンパスの各所で晩秋を告げる蛾が見られます.ヒメヤママユやミノウスバはその代表格で,後者は生態実験園で多く見られます.フクラスズメは成虫で越冬するガです.
ヒメヤママユの成虫(オス).ヤママユ科では小型で,赤紫色の斑紋が目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 30, 2019)
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ミノウスバの成虫(オス).晩秋に見られるマダラガ科のガである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 2, 2019)
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フクラスズメの成虫.成虫越冬する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 1, 2019)
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キャンパス内のクスノキでクスベニヒラタカスミカメを確認しました.2015年に国内で初確認された外来種で,近畿地方を中心に爆発的に増加しています.写真の右下に写っているように,クスノキの葉を食害して濃い赤色の食痕を残します.そのほか晩秋を告げる虫であるトゲアリの女王アリやヒメカマキリ,ヒメツチハンミョウに加えて,幼虫または成虫の状態で越冬する虫(オツネントンボ,アカスジキンカメムシなど)を観察することができました.
クスベニヒラタカスミカメの成虫.近年確認された外来種.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 29, 2019)
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翅を落としたトゲアリの成虫(女王アリ).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 26, 2019)
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ヒメカマキリの成虫(メス).日当たりの良い場所に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 30, 2019)
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ヒメツチハンミョウの成虫(オス).オスには触角に大きな節がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 1, 2019)
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越冬前のオツネントンボの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 30, 2019)
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アカスジキンカメムシの幼虫.幼虫で越冬する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 30, 2019)
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10月
- 2019.10.21-23 東広島キャンパスでヤマカガシの幼蛇を観察することができました.キャンパス周辺でもヤマカガシの色彩変異は多様で,他にも黄色が目立つ個体や白っぽい個体も見られます.そのほか各地でキアシナガバチのオスやクロスズメの幼虫が見られました.アシナガバチのオスは毒針を持たず,秋になると観察する機会が増えます.
ヤマカガシの幼蛇.赤と黄色の模様が目立つ個体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 23, 2019)
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キアシナガバチの成虫(オス).働きバチや女王バチに比べ顔面の色が薄く,触角が長い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 23, 2019)
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クロスズメの幼虫.緑と濃褐色の模様が目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 23, 2019)
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先週のハイイロセダカモクメのように,人の目を欺く巧みな擬態をする昆虫はキャンパスでも様々なものが見られます.コマダラウスバカゲロウは所謂アリジゴクの仲間ですが,幼虫はすり鉢状の巣は作らず,岩肌や地表を覆う地衣類を身にまとって獲物を待ちます.アケビコノハは翅を閉じていると枯葉にそっくりですが,危険を感じると目玉のような派手な後翅の模様を見せつけて威嚇します.ホソミオツネントンボは越冬前は体が茶褐色であり,枯れ枝に紛れることができます.
コマダラウスバカゲロウの幼虫.地衣類に扮するアリジゴク類.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 23, 2019)
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アケビコノハの成虫.翅を閉じると枯葉にそっくりな姿になる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 23, 2019)
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ホソミオツネントンボの成虫(メス).越冬前は雌雄ともに茶褐色で,小枝にそっくりな見た目をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 23, 2019)
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キャンパスではニホンアカガエルをはじめとして両生類や爬虫類が多いですが,同時に路上に現れた個体が轢死することも少なくありません.そのような死骸を好んで集まる虫としてヨツボシモンシデムシがいます.シデムシ類の中でも鮮やかな模様が目を引く種です.そのほか同様に動物の死骸や糞に集まるセンチコガネや,ヨモギの葉を食べるヨモギハムシなどの甲虫を観察することができました.
ニホンアカガエルの死骸を捕食するヨツボシモンシデムシの成虫.鮮やかな橙色紋が4つ並ぶ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 21, 2019)
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正面から見たセンチコガネの成虫.オオセンチコガネと比べると頭楯が丸みを帯びている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 21, 2019)
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ヨモギハムシの成虫.大型で瑠璃色や真鍮色に輝く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 23, 2019)
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- 2019.10.15-16 東広島キャンパスでシロマダラを観察することができました.夜行性のヘビであるため人目につかず,しばしば幻のヘビとして報道されていますが,キャンパスでも個体数は少なくないようです.そのほか巧みにヨモギの花序に擬態するハイイロセダカモクメの幼虫や,交接するアカサビザトウムシなどが見られました.
シロマダラの成蛇.黒い斑模様が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)
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ヨモギの花序に擬態するハイイロセダカモクメの幼虫.赤い矢印が示す場所にいる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)
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交接するアカサビザトウムシ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)
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東広島キャンパスでは様々なシジミチョウが見られます.笹薮で見られるゴイシシジミは翅表の黒斑が大きく,碁石のような模様をしています.また,日本のシジミチョウとしては珍しく,幼虫が肉食性でネザサにつくアブラムシを捕食します.ウラギンシジミはクズ原などで見られ,性的二型のため雌雄で翅表の模様が異なります.気温が低く,よく晴れた日に翅を開くので色の違いを観察しやすくなります.
陽を浴びるゴイシシジミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)
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開翅するウラギンシジミの成虫(オス).翅表の模様は橙色.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)
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開翅するウラギンシジミの成虫(メス).翅表の模様は銀白色.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)
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そのほか成熟したナツアカネのオスやヘビのようなベニスズメの幼虫,ドーム状の巣を張るアシナガサラグモなどを観察することができました.
成熟したナツアカネの成虫(オス).頭部から腹部まで赤い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)
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ベニスズメの幼虫.驚くと頭部を膨らませる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)
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アシナガサラグモの成体(メス).メスの腹部背面は黒い腹部が目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)
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- 2019.10.7-11 東広島キャンパスでは、在来種に限定すると5種類のカマキリを観察することができます.チョウセンカマキリは湿った草地に多く,ふれあいビオトープなどで見る機会が多いです.オオカマキリはキャンパス全域の林縁部などに多く,時折大きい獲物を捕らえている姿が見られます.ヒメカマキリは小さなカマキリで少し発見が難しいですが,オスは外灯に飛来していることが多いです.
チョウセンカマキリの成虫(メス).前脚の付け根が橙色であることが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)
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ヒメカマキリの成虫(オス).飛翔性が高く,灯りにもしばしば飛来する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)
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マイマイカブリを捕食するオオカマキリの成虫(メス).甲虫の頑強な鞘翅をものともせず食い破る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 11, 2019)
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秋の東広島キャンパスでは,至る所でアカネ属のトンボが数多く見られます.「赤とんぼ」を代表するアキアカネやナツアカネはもちろん,翅の先に暗色班のあるコノシメトンボやリスアカネ,小型なヒメアカネやマイコアカネなどです.多くの種が山中池や角脇調整池などのため池周辺で観察することができます.
成熟したアキアカネの成虫(メス).ナツアカネのメスに似るが,胸部側面の黒条が尖る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 11, 2019)
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成熟したナツアカネの成虫(メス).アキアカネのメスに似るが,胸部側面の黒条が角ばる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 7, 2019)
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成熟したコノシメトンボの成虫(メス).東広島キャンパスでは角脇調整池周辺に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)
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成熟したマイコアカネの成虫(オス).オスは頭部が青白いのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)
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成熟したリスアカネの成虫(オス).樹林に囲まれたため池に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)
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成熟したヒメアカネの成虫(オス).キャンパスではマユタテアカネに次いでよく見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)
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キャンパスではササキリのような鳴く虫だけではなく,個性的なバッタ目の昆虫が見られます.夏場に成虫が見られたコロギスやハネナシコロギスはもう幼虫が出現しており,このまま冬を越します.
コロギスの幼虫(オス).本種や ハネナシコロギスは幼虫で越冬する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 10, 2019)
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ササキリの成虫(オス).生態実験園の低木上で「シリシリシリ・・・」と鳴いていることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 8, 2019)
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秋型のチョウも見られます.東広島キャンパスではツマグロキチョウが比較的多く,生態実験園などでキタキチョウとともに観察することができます.クロコノマチョウはとまっていると枯葉にそっくりなチョウで,薄暗い林縁部で見られます.コウモリガは細長い体と太い前中脚が特徴的で,灯りにしばしば飛来します.クロメンガタスズメの幼虫は非常に大きく,尾角が巻いており小突起が並ぶことが特徴です.
秋型のツマグロキチョウの成虫.後翅裏に暗色筋が2本入るのが特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)
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秋型のクロコノマチョウの成虫(メス).翅の裏には小さな眼状紋が並ぶ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 10, 2019)
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コウモリガの成虫(メス).日中は樹幹や壁にしがみついていることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 8, 2019)
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クロメンガタスズメの幼虫.クサギのほか,ナス科のチョウセンアサガオやナスも食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)
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毎週金曜日の野鳥調査でノスリが確認されました.これでキャンパスで確認された鳥類は69種になりました.また,オオバンの飛来も確認されました.モズが「キチキチキチキチ……」と高鳴きしています.キャンパスの野鳥については「東広島キャンパスの鳥類相」もご覧ください.
ノスリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 11, 2019)
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オオバン(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 11, 2019)
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高鳴きするモズ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 11, 2019)
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イソヒヨドリのオス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 11, 2019)
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カワラヒワ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 11, 2019)
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キジバト(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 11, 2019)
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チッチゼミの成虫(オス).「チッチッチッチ・・・」と単調に鳴く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)
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キトンボの成虫(メス).メスは腹部の先の産卵弁が下方に突き出ている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)
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ヤブツルアズキで吸蜜するウラナミシジミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 2, 2019)
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クマコオロギの成虫(メス).湿った草地に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)
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コカマキリの成虫(オス).林縁から草地まで幅広い環境に見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep.30, 2019)
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キボシマルウンカの成虫.キャンパスでは様々な植物についている姿が見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 30, 2019)
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夜には秋を告げる様々なガが見られます.クスサンとヤママユはともにヤママユ科の大型蛾で,眼状紋が特徴的です.ウスバツバメガはサクラ並木などでよく見られます.
ヤママユの成虫(メス).晩夏を告げる大型のガである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 30, 2019)
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クスサンの成虫(メス).刺激を受けると後翅の眼状紋を見せつけて威嚇する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)
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ウスバツバメガの成虫(メス).ウメやサクラなどバラ科樹木の周りで見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)
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個性的なクモ類も見られました.カトウツケオグモは珍種とされていますが,ががら山の林縁部でしばしば確認されています.ビジョオニグモは日中葉を巻いた巣に身を隠していますが,日が暮れると円網の中で獲物を待ちます.ワキグロサツマノミダマシはキャンパスで広く見られ,サツマノミダマシという近縁種も見られます.
カトウツケオグモの幼体.臭いを放出することがある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)
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ビジョオニグモの成体(メス).腹部に人面のような模様がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 30, 2019)
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ワキグロサツマノミダマシの成体(メス).サツマノミダマシに似るが,腹部腹面が黒褐色であることが識別点.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 2, 2019)
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9月
- 2019.09.23-27 夜のキャンパスでは様々な秋の虫が鳴いています.有名なマツムシやエンマコオロギはそれぞれ「チンチロリン」「コロコロリー」と鳴き,秋の風物詩として親しまれてきた存在です.また,名はあまり知られていませんがクマスズムシも見られ,こちらも「リンリンリン」と美しい声で鳴きます.いずれもキャンパスの陸上競技場の近くで鑑賞することができます.
マツムシの成虫(オス).ススキなどの根本でチンチロリンと鳴く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 23, 2019)
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エンマコオロギの成虫(オス).コロコロリーと鳴くことが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 23, 2019)
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クマスズムシの成虫(メス).産卵管があり,翅の筋が単純.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 23, 2019)
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コサメビタキ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 谷口昌司・範子; , Sep. 20, 2019)
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ヒドリガモのオス.2019年冬季の初認.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 谷口昌司・範子; , Sep. 20, 2019)
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ヒドリガモのオス.ぶどう池にて.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 谷口昌司・範子; , Sep. 20, 2019)
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- 2019.09.16-20 キャンパスでは多くの両生類や爬虫類を観察することができます.今週はヒバカリとニホンマムシの幼蛇を観察することができました.マムシの幼蛇は尻尾が黄色いことが特徴です.また,休むシュレーゲルアオガエルのメスを観察することができました.
ヒバカリの幼蛇.湿った環境に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 20, 2019)
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ニホンマムシの幼蛇.尻尾が黄色い.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 18, 2019)
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休むシュレーゲルアオガエルの成体(メス).黄色い斑がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 20, 2019)
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秋の虫が鳴いています.陸上競技場周辺ではスズムシやマツムシに加え,カンタンとヒロバネカンタンの鳴き声が聞こえます.両種は外見が非常に似ていますが,前者は「ルルルルルル...」と鳴き,後者は「フィリー・フィリー」と鳴きます.また,ヌルデの樹上には翅をもつナナフシであるタイワントビナナフシが見られます.
鳴くカンタンの成虫(オス).(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 17, 2019)
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鳴くヒロバネカンタンの成虫(オス).(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 17, 2019)
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タイワントビナナフシの成虫(メス).単為生殖を行うため,オスはほとんど見つかっていない.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 16, 2019)
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キャンパスでは初記録となるネキトンボを観察することができました.また,陣ヶ平山のため池でオオコオイムシを確認することができました.そのほか角脇調整池周辺の林縁部の獣糞からコブマルエンマコガネを見つけたり,テニスコートの灯りに飛来したホソバスズメを観察したりすることができました.
ネキトンボの成虫(メス).メスはショウジョウトンボやキトンボとは似ない.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 16, 2019)
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オオコオイムシの成虫.ふつうコオイムシよりも体長が大きく,全体的に黒い.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 18, 2019)
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コブマルエンマコガネの成虫(オス).目立たないが頭部に角がある.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 17, 2019)
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ホソバスズメの成虫.類似種が多く,模様や翅の形で識別する.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 17, 2019)
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ヤブガラシで蜜を集めるコガタスズメバチの成虫(メス).オオスズメバチと色や模様が似るが,小型で頭楯の突起が3つであることで識別できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 17, 2019)
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アミガサハゴロモの成虫.前翅の一対の黄色斑が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 20, 2019)
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鳴くミンミンゼミの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 13, 2019)
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ハラビロカマキリの成虫(メス).前翅の白斑が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 12, 2019)
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コバネアオイトトンボの成虫(オス).アオイトトンボやオオアオイトトンボとは胸部の金属光沢部の範囲で識別することができる.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 12, 2019)
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8月
セグロイナゴの成虫(オス).キャンパス内でも生息域は限られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 9, 2019)
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ショウリョウバッタの成虫(メス).顔が縦に長く,独特なつくりをしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)
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ヘクソカズラの花とアシグロツユムシの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 5, 2019)
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灯りや樹液にはガが見られます.枯葉に見える翅をもつクチバスズメや,枝に見えるクロツマキシャチホコ,白い帯模様が特徴のシロスジカラスヨトウなどです.また,蛇のような姿をしたベニスズメの幼虫を観察することができました.
クチバスズメの成虫.モモスズメとともによく見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)
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クロツマキシャチホコの成虫.翅を閉じると枝の切れ端のようである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)
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シロスジカラスヨトウの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 5, 2019)
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アレチマツヨイグサにつくベニスズメの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 9, 2019)
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東広島キャンパスは夏真っ只中でミンミンゼミも鳴き始めましたが,夜はエンマコオロギやスズムシの鳴き声が聞こえてくるようになり,秋の兆しも感じられます.また,オオカマキリの成虫やツクツクボウシなどを観察することができました.そしてサムライアリがクロヤマアリの巣を襲撃して奴隷狩りをする様子も見られました.
サムライアリの働きアリ.クロヤマアリの繭を持ち運んでいる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 5, 2019)
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鳴くスズムシの成虫(オス).草深い場所で鳴く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)
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オオカマキリの成虫(オス).夜間は複眼が黒くなる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)
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羽化直後のツクツクボウシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 5, 2019)
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イナズマハエトリやヤマジハエトリなどのハエトリグモやクリチャササグモを観察することができました.
イナズマハエトリの成体(オス).体には白斑が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 9, 2019)
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クリの実の上のヤマジハエトリの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 9, 2019)
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クリチャササグモ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)
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小型のイラガ類の幼虫も観察することができました.いずれもユニークな姿をしていますが棘には毒があるので触らないよう注意が必要です.
アカイラガの幼虫.赤い突起のある半透明の房は刺激を受けると外れる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)
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クロシタアオイラガの幼虫.背面には青く縁取られた赤い線が入る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)
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ムラサキイラガの幼虫.トゲは根本も先端も太い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 5, 2019)
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- 2019.07.29-08.02 東広島キャンパスでアオダイショウとヒバカリとニホンマムシを観察することができました.アオダイショウとヒバカリはともにナミヘビ科のヘビで,毒はありません.しかしマムシはクサリヘビ科のヘビで,大変危険な毒を持ちます.キャンパスでは主に陸上競技場の周辺の林縁部で見られるため,その周辺を通るときは咬まれないようご注意ください.
威嚇するアオダイショウの亜成蛇.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)
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ヒバカリの成蛇.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 1, 2019)
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ニホンマムシの幼蛇.マムシといえば太くて短い体型の印象が強いが,幼蛇は比較的に細いので要注意.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)
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夜のキャンパスでは,様々な昆虫の羽化の様子を観察することができます.乾ききっていない半透明の翅はどの昆虫であろうと美しく,神秘性を感じられます.
羽化直後のオオカマキリの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 1, 2019)
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羽化直後のクサキリの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)
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羽化直後のヒグラシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)
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クマゼミやツクツクボウシも鳴き始めました.クマゼミはアカデミック地区内では少ないですが,交番裏のサクラ並木やキャンパス外周のケヤキ並木で鳴き声を聞くことができます.また,セスジアシナガサシガメというナナフシのような特徴的な見た目をしているカメムシを観察することができました.
クマゼミの成虫(メス).本土のセミでは最大級の大きさを誇る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)
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ツクツクボウシの成虫.夏の終わりのイメージがあるが,実際は7月にはもう出現していることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 1, 2019)
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林床を歩くセスジアシナガサシガメの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)
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樹液ではアオカナブンを観察することができました.カナブンに比べるとキャンパスでの個体数は少ないようです.また,角脇調整池周辺でガムシが見られました.ゲンゴロウに匹敵する大型の水生甲虫です.バッタの多い乾燥した草地では狩りバチのキアシハナダカバチモドキを観察することができました.環境省RDBで絶滅危惧II類に指定されている希少なハチです.
アオカナブンの成虫.カナブンの緑色型よりも鮮やかな光沢を放つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 30, 2019)
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ガムシの成虫.日本のガムシ科では最大.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 31, 2019)
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ショウリョウバッタモドキを狩るキアシハナダカバチモドキの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)
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ため池では数多くのトンボが見られます.開けて水生植物の豊かなため池ではギンヤンマやタイワンウチワヤンマを観察することができます.前者は休みなく飛び回っていますが後者は水面に突き出た枝や杭にとまっていることが多いです.また少数ながらアジアイトトンボも見られました.木々に囲まれ日照の悪いため池ではヤブヤンマが見られます.
アジアイトトンボの成虫(オス).アオモンイトトンボに似るが,より小型で腹部第9節の全体が青い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 29, 2019)
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タイワンウチワヤンマの成虫.近年北上している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 29, 2019)
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ギンヤンマの成虫(オス).ため池や開けた場所を巡回飛行する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 29, 2019)
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ヤブヤンマの成虫(オス).日当たりの悪いため池に見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)
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バッタ目の昆虫も多くが成虫になっています.夜は林縁部でミドリササキリモドキが見られ,ハヤシノウマオイの鳴き声が響き渡ります.昼は限られた草地でクルマバッタの姿が見られます.
ミドリササキリモドキの成虫(メス).セスジササキリモドキに似るが,背面は黒くならない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 1, 2019)
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ハヤシノウマオイの成虫(オス).ハタケノウマオイとは外見上の違いはほとんど無いが,本種のほうが鳴き声のテンポがゆっくりであることで識別できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)
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クルマバッタの成虫(オス).飛翔するときに後翅に黒い輪のような模様が見える.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)
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アオスジアゲハやジャコウアゲハなどアゲハチョウの仲間も観察することができました.また,アケビコノハの成虫も見られました.
休息するアオスジアゲハの成虫.近年北上している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 30, 2019)
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ジャコウアゲハの成虫(メス).アゲハチョウの中では比較的ゆったりと飛翔する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 30, 2019)
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アケビコノハの成虫.驚くと翅を広げて威嚇する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 31, 2019)
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7月
キタマゴタケ.有毒種のタマゴタケモドキに似るが,タマゴタケモドキはヒダとツバがともに白い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)
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ヤマトヒロバカゲロウの成虫.画像では確認しづらいが,前翅後縁の中央付近に小さな黒斑がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 22, 2019)
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ハンミョウの成虫.夜間は樹上で休息する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)
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キャンパスでは直翅目の昆虫がたくさん見られます.しかし,ヤブキリは生息域が狭く,農場や池ノ上学生寮周辺など鏡山に近い林縁部でしか見られません.また,カマドウマ類は主にマダラカマドウマ,カマドウマ,モリズミウマの3種が観察されます.
ヤブキリの成虫(オス).オスの成虫はクズなどが茂った林縁で「シリリ・シリリリ」と鳴く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 22, 2019)
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セスジササキリモドキの幼虫(オス).複眼が赤い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)
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ハネナシコロギスの成虫(メス).体表は艶やか.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)
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カマドウマのオス.マダラカマドウマのような派手な模様はなく,一様に茶褐色.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)
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モリズミウマのオス.林床などで見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)
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夜の樹液に集まる昆虫は当然ながらカブトムシやクワガタムシなどの甲虫だけではありません.ヤガ科のシタバガ亜科(シロシタバやキシタバなど)やオオトモエなども集まります.また,灯火にはセダカシャチホコやモンクロシャチホコも見られます.コシロシタバは環境省RDBで準絶滅危惧種に指定されています.
シロシタバの成虫.大型で後翅が白を基調としている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)
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キシタバの成虫.類似種が多いが,本種は特に大型.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)
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コシロシタバの成虫.前翅表中央の白斑が目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)
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オオトモエの成虫.灯火にもしばしば飛来する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 22, 2019)
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オスグロトモエの成虫(オス).オスはハグルマトモエとはあまり似ていないので容易に識別できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)
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セダカシャチホコの成虫.胸部背面の盛り上がった毛束が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)
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モンクロシャチホコの成虫.翅の黒斑は銀色に光る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)
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また,キャンパスの各所でイラガの仲間の幼虫が見られます.距離を置いて観察する分には危険ではありませんが,作業中や木の下をくぐり抜ける際に誤ってこれらのケムシに触れると毒針が刺ってしまい激しい痛みを伴いますのでご注意ください.また,トゲに触れるとビリビリと痛みを感じることから「デンキムシ」という地方名が存在します.
イラガの幼虫.カキノキなどに多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)
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ヒロヘリアオイラガの幼虫.キブシなど様々な広葉樹につく.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)
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ヒメクロイラガの幼虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jul. 26, 2019)
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夜は夜行性のクモが営巣する姿が見られます.トリノフンダマシ類は特殊な水平円網を張り,オニグモは垂直円網を張ります.
網を張るトリノフンダマシのメス.オオトリノフンダマシよりも白っぽい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 22, 2019)
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網を張るアカイロトリノフンダマシの成体(メス).巣は目が粗く,横糸は大きく弛んでいる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)
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その他観察することができた雑木林の昆虫を紹介します.
シロスジカミキリの成虫.複眼が大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)
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カナブンの成虫.アオカナブンに似た色だが,胴が太短い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 25, 2019)
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ヨツボシケシキスイの成虫(オス).小さいので樹皮の隙間に潜り込んで樹液をなめることができる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 25, 2019)
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- 2019.07.15-17 東広島キャンパスでヒグラシを観察することができました.生態実験園などの林内に入ると驚いて飛んで逃げることが多いです.また,ニイニイゼミとアブラゼミの羽化を観察することができました.
ヒグラシの成虫(オス).薄暗い林内に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 15, 2019)
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羽化後しばらく経ったニイニイゼミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)
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羽化直後のアブラゼミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)
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東広島キャンパスでトゲグモ,タカネトンボ,コオイムシを観察することができました.トゲグモは腹部が硬質でドクロのような模様があることが特徴です.タカネトンボは陣が平山の林縁部でゆったりと飛翔していました.コオイムシは角脇調整池で見られ,生態実験園などに多いオオコオイムシとは生息場所を異にしているようです.
トゲグモの成体(メス).山地に見られ,木々の間に網を張る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 15, 2019)
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タカネトンボの成虫(メス).タカネは高嶺を意味するが,低地でも見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 15, 2019)
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コオイムシの成虫.オオコオイムシよりも低地に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)
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オオモンクロクモバチが狩ったコアシダカグモを運ぶ様子や,休むキイロスズメバチ,カバキコマチグモの産室などを観察することができました.キイロスズメバチは攻撃性が高く,ときに人にも危害を及ぼす恐れがあります.またカバキコマチグモは強い毒をもつと言われていますが,無理やり産室をこじ開けたり,成体をむやみに掴んだりしなければ基本的に安全です.
その他様々な甲虫を観察することができました.
オオモンクロクモバチの成虫.コアシダカグモを捕らえ,巣に運んでいる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)
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木陰で休むキイロスズメバチの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)
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カバキコマチグモの産室.ちまき型をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 16, 2019)
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ヒラタクワガタの成虫(オス).樹皮裏に潜んでいることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 15, 2019)
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ヘリグロテントウノミハムシの成虫.ヒイラギモクセイなどに多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 16, 2019)
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バッタ目の昆虫も昼夜問わず多数観察することができました.マダラバッタは乾燥した草地に,ヒメギスは草深い藪に多いです.
マダラバッタの成虫(緑色型メス).色彩変異に富む.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 16, 2019)
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ヒメギスの成虫(オス).キリギリス同様驚くと藪の奥へと逃げる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 15, 2019)
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マダラカマドウマのメス.人家で見られるが,林床にも多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)
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その他クロバネツリアブやスズメガ類の幼虫が見られました.
マエグロツリアブの成虫(メス).ビロードツリアブと同様に砂とりを行い,卵を砂でコーティングする.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)
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アカマツの葉につくクロスズメの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 15, 2019)
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ホシホウジャクの幼虫.ホシヒメホウジャク同様ヘクソカズラが食草.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)
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シュレーゲルアオガエルの幼体.尾がほとんど吸収されている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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アブラゼミの成虫(オス).羽化後間もない個体は翅脈が緑色をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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アイタケ.ブナ科の樹木が生える林床に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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キャンパスではトリノフンダマシ類も多く観察することができます.昼は植物の葉裏で休んでいますが,日没とともに巣を張りはじめます.
アカイロトリノフンダマシの成体(メス).赤みの強い個体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 12, 2019)
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オオトリノフンダマシの成体(メス).大きな一対の目玉模様が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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シロオビトリノフンダマシの成体.昼はイネ科草本の裏で休んでいる場合が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 12, 2019)
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キャンパスの南部ではコロギスとタンボコオロギを観察することができました.また,ふれあいビオトープの林縁ではササキリの初齢幼虫を観察することができました.
威嚇するコロギスの成虫(メス).つつくと咬みつこうとしてくる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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タンボコオロギの成虫(メス).複眼と複眼とを結ぶ黄白色の線が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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ササキリの幼虫.頭部が赤い特徴的な見た目をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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キャンパスで見られた個性的なイモムシを紹介します.
トビモンオオエダシャクの幼虫の顔.猫耳のような突起がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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オオトモエの幼虫.刺激を受けると上半身を巻き,眼状紋を見せつけて威嚇する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 12, 2019)
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キイロスズメの幼虫.ヤマノイモを食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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その他見られた生き物を紹介します.
クロタマムシの成虫(メス).全身が黒っぽく,鈍い金属光沢をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 12, 2019)
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ハグロトンボの成虫(オス).カミサマトンボの別称をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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アザミで吸蜜するホソバセセリの成虫.ふれあいビオトープに多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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スジコガネの成虫.針葉樹の葉を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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アオメアブの成虫.夕暮れに草地で多く見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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ニセノコギリカミキリの成虫(メス).ノコギリカミキリよりも胸部の光沢が鈍い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)
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ニイニイゼミの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)
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トノサマバッタの成虫(メス)の褐色型.年に2回発生する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)
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ハリカメムシ(右)とウズラカメムシ(左)(それぞれともに成虫).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)
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キャンパスでコシアカツバメやツバメが飛んでいます.また,変態したニホンアマガエルも観察することができます.
旋回するコシアカツバメ.胸から腹にかけて縦斑がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)
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ツバメ.腰の部分にはコシアカツバメのような橙色の帯はない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)
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ニホンアマガエルの幼体.ササの葉の上などで静止している姿が見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)
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雑木林ではシロスジカミキリが見られます.また,キャンパスの材置き場ではカミキリムシやタマムシの仲間など様々な甲虫類を観察することができます.
カシの幹を登るシロスジカミキリの成虫.胸部や鞘翅の斑紋は生存時は黄色いが,死ぬと白化する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)
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クビアカトラカミキリの成虫(オス).胸部が赤い特徴的なカミキリムシ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)
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カタジロゴマフカミキリ成虫.ナガゴマフカミキリに似るが,鞘翅の肩周りが白い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)
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マツノマダラカミキリの成虫.マツノザイセンチュウを媒介し,「マツ枯れ」を引き起こす要因とされる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)
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ムツボシタマムシの成虫(メス).オオムツボシタマムシに似るが,本種のほうがより小型で斑紋が大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)
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キャンパス中のため池でチョウトンボが舞っていたり,ウチワヤンマが縄張りを張っていたりしています.また,南方系のナナフシであるタイワントビナナフシの幼虫を観察することができました.
飛翔するチョウトンボの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)
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枝の先にとまるウチワヤンマの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)
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タイワントビナナフシの幼虫.分布を北に拡大している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)
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昼行性のガであるスキバホウジャクや,その他の夜行性のガやイモムシなどを観察することができました.
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オオゴマダラエダシャクの成虫.大変大きなエダシャクで,翅の縁の黒斑は繋がる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)
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アカスジシロコケガの成虫(オス).オスの前翅の黒斑は二つに分かれて並ぶことが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)
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メンガタスズメの成虫.胸部に黒い人面のような模様がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 3, 2019)
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ヤブガラシの花を食べるコスズメの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)
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オオエグリシャチホコの幼虫.マメ科植物を食べて生育する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)
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ウンモンスズメ幼虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩崎元道,Jun . 28, 2019)
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狩りバチや寄生バチ,スズメバチの仲間も観察することができました.
獲物を探すベッコウクモバチの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)
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ヤブガラシの蜜を吸うスズバチの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)
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産卵するオオホシオナガバチの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)
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キャンパスでは,鹿児島以南の島々に分布するオオスミコガネグモや南西諸島に分布するナガマルコガネグモを除けば,日本産コガネグモ属の全種を観察することができます.
コガネグモの成体(メス).日本のコガネグモ属では最大.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)
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ムシバミコガネグモのメス.コガタコガネグモに似るが,模様がガタガタしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)
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ナガコガネグモのメス.隠れ帯は縦につける.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)
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6月
- 2019.06.22-28 キャンパスのコナラやアベマキの樹液などにクワガタムシやカブトムシが集まっています.
カナブンとともに樹液を吸うカブトムシの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2019)
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ヒラタクワガタの成虫(オス).樹皮が剥がれてできた隙間を好む.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2019)
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ノコギリクワガタの成虫(オス).ショックを受けると落下して死んだふりをすることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)
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ノコギリクワガタの成虫(メス).体が赤褐色で丸みを帯びるのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)
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ネブトクワガタの成虫(オス).針葉樹の樹液にも集まるなど,他のクワガタには見られない生態をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)
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夜のキャンパスではシンジュサンが灯りに飛来することがあります.また,オオウラギンスジヒョウモンはアザミで吸蜜する姿が,ウラナミアカシジミが各所のアベマキやクヌギの若木の周りで見られます.
シンジュサンの成虫(メス).開張すると120mm以上にもなる非常に大きなガ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 22, 2019)
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オオウラギンスジヒョウモンの成虫(オス).ウラギンスジヒョウモンに似るが,翅頂が尖るなどの差異がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)
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ウラナミアカシジミの成虫.夕方になると活発に飛ぶ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2019)
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キャンパスではヤマカガシをはじめとした毒のある生き物も見られます.観察する場合はむやみに触る,刺激するなどしないようご注意ください.
また,キリギリスの仲間が発生しています.今週はホシササキリとキリギリス(ニシキリギリス)を観察することができました.
ヤマカガシの成蛇.赤色の色素が抜け,体色が白と黒の二色になっている個体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)
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ホシササキリの成虫(メス).前翅に黒い点列をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2019)
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ニシキリギリスの成虫(オス).丈の高い草むらを好む.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)
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キャンパスではヤンマの黄昏飛翔を観察することができます.また,生態実験園の水田ではオオシオカラトンボの産卵も見られます.
林縁部を巡回するオニヤンマの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 25, 2019)
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ギンヤンマの成虫(オス).オスは腹部と胸部の境界が青い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2019)
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黄昏飛翔中のヤブヤンマの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 25, 2019)
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打水産卵をするオオシオカラトンボの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2019)
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コフキトンボの成虫(未成熟オス).シオカラトンボ属に似るが,小型で胸部に複雑な模様を有する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 25, 2019)
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その他トゲアリやハエトリグモ,カミキリムシ,ウシカメムシ,スジアオゴミムシなどを観察することができました.
トゲアリのはたらきアリ.ムネアカオオアリに似るが,胸部にトゲがあるのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)
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ヒメカラスハエトリの成体(オス).カラスハエトリに似るが,小型で頭胸部が丸みを帯びる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)
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キレワハエトリの成体(オス).ウデブトハエトリに似るが,腹部に白帯が入らない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 26, 2019)
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ナガゴマフカミキリの成虫.斑模様は樹皮に溶け込みやすい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)
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リンゴカミキリの成虫.サクラなどの葉脈を齧る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)
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キボシカミキリの成虫.幼虫成虫ともにクワやイチジクの害虫になりうる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)
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クロカミキリ成虫.触角が短く大アゴが発達しているため,クワガタやゴミムシと間違われることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)
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口吻を掃除するウシカメムシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 26, 2019)
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スジアオゴミムシの成虫.アオゴミムシよりも大型で,翅には何本もの筋がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)
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- 2019.06.17-21 夜のキャンパスの生き物の様子を紹介します.山中谷川や角脇川ではゲンジボタルが見頃を迎えています.またクワガタムシなど樹液に集まる虫も活発になっています.
山中谷川で舞うゲンジボタル.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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ネブトクワガタの成虫(オス).キャンパスではコナラの樹液に集まっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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戦うコクワガタの成虫(オス)同士.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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カナブンの成虫.日中よく樹液に集まる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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ヨツボシケシキスイの成虫(オス).オスは左右非対称の大アゴが発達する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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オオゾウムシの成虫.外来種のヤシオサゾウムシを除けば日本最大のゾウムシである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2019)
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山中谷川ではホタルだけではなく,5種類以上と多くのアメンボを観察することができます.今回はその一部を紹介します.
シマアメンボの成虫(無翅型).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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昆虫を捕らえているオオアメンボの成虫(オス).他のアメンボに比べると極端に体が大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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コセアカアメンボの成虫.流れをあまり好まないためか淀みで見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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キャンパス内の水辺ではいつも様々なトンボを観察することができます.今回紹介しているアオヤンマ,グンバイトンボ,ベニイトトンボはいずれも環境省のレッドデータブックにて準絶滅危惧種に指定されています.
アオヤンマの成虫.抽水植物の豊かなため池に見られ,営巣性のクモを狩る生態が知られている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2019)
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グンバイトンボの成虫(メス).メスの脚は軍配状になっておらず,モノサシトンボとの識別が少し難しくなる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)
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ベニイトトンボの成虫(オス).環境省RDBで準絶滅危惧種に指定されているが,キャンパスでは個体数が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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モノサシトンボの成虫(オス).他のイトトンボなどに比べると眼が離れている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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ウスバキトンボの成虫(オス).最もふつうに見られるトンボで,日中はヒラヒラと空中を漂っていることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2019)
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ハラビロトンボの成虫(メス).キャンパスでは広く見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 19, 2019)
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チョウも多くの種類を観察することができます.オオヒカゲは発生が進んでおり,ふれあいビオトープでも確認することができます.
オオヒカゲの成虫(オス).キャンパスではササの生い茂る場所に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2019)
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ヒメアカタテハの成虫.アカタテハに似るがより小型で,後翅の橙色部が広い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 18, 2019)
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ルリタテハの成虫(オス).オスは見晴らしのよい場所でテリトリーを張る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)
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キアゲハの成虫(オス).ナミアゲハに似るが,前翅の付け根周辺の模様が黒いモザイク状になっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)
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ムラサキシジミの成虫(メス).カシやコナラなどが生えている林縁部で見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2019)
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ルリシジミの成虫(メス).フジやハギなどに産卵する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 18, 2019)
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ガも多数観察することができました.ヤホシホソマダラは環境省のレッドデータブックにて準絶滅危惧種に指定されています.
ヤホシホソマダラの成虫(メス).キャンパスではササが茂っており,かつ開けている環境に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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エビガラスズメの成虫.翅を閉じているとシモフリスズメに似る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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交尾中のキハダカノコ.カノコガに似るが腹部の模様が異なる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 19, 2019)
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中~大型のコガネムシも観察することができます.いずれも様々な広葉樹の葉を食べます.
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アオドウガネの成虫.金属光沢はほとんどない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)
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ドウガネブイブイの成虫.銅色の光沢をもつコガネムシ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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その他見られた生き物を紹介します.
シマヘビの成蛇.縞模様が目立たない個体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 18, 2019)
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正面から見たニホンアカガエルの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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2羽のヒバリ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 18, 2019)
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カタオカハエトリの成体(オス).第一歩脚が橙色をしている非常に特徴的なハエトリグモ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 19, 2019)
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チャイロアサヒハエトリを捕食しているマミジロハエトリの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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孵化したキバネツノトンボの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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ゴマダラカミキリの成虫.幼虫は様々な広葉樹の生木を食害することで知られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 18, 2019)
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ベニヘリテントウの成虫.オオワラジカイガラムシを食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)
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マイマイカブリの幼虫.幼虫も成虫同様カタツムリを襲う.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2019)
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脱皮するオオカマキリの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)
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ハネナシコロギスのオス.成虫になっても翅を欠く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)
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ハマベアワフキの成虫.低地の草地に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 18, 2019)
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ハラグロオオテントウの成虫.大変大きなテントウムシで,10mm以上ある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 13, 2019)
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ゲンジボタルの成虫(オス).オスは発光器がメスよりも大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)
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ノコギリカミキリの成虫(オス).ニセノコギリカミキリに似るが,本種のほうが前胸の光沢が強い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)
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コガネムシの成虫.キャンパスでは生態実験園の林縁に生える植物上に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)
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キマワリの成虫.立ち枯れした木や生木の幹についている場合が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)
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オオヒラタシデムシの成虫.動物の死骸やその他腐食物を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)
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キャンパス内でクロアナバチやサトジガバチといった狩りバチやヒメスズメバチなど様々なハチが見られます.オオスズメバチやキイロスズメバチといった攻撃性の高い種も見られるので刺激しないよう注意が必要です.
クロアナバチの成虫.キリギリスの幼虫を捕らえている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)
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休むサトジガバチの成虫.ヤマジガバチに似るが,より小型で中胸背板に皺がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)
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ヒメスズメバチの成虫(メス).オオスズメバチや他のスズメバチに似るが,腹部の先端が黒いのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)
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色々な昆虫の幼虫を観察することができました.スゲドクガの幼虫は環境省RDBで準絶滅危惧種に指定されています.
ハラビロカマキリの幼虫.腹部を上げる姿が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)
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ナナフシモドキの幼虫.エダナナフシに似るが,触角がより短い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)
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スゲドクガの幼虫.カヤツリグサ科やイネ科の植物の葉を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)
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シャチホコガの幼虫.ヒメシャチホコの幼虫に似るが,腹脚の黒斑の有無で識別できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)
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生態実験園やぶどう池でコシアキトンボが飛んでいます.また,未成熟のアオイトトンボもキャンパス各所で見られます.アブの仲間ではムシヒキアブ科のシオヤアブも発生しています.
縄張りを往復するコシアキトンボの成虫.同種のオスやオオシオカラトンボやショウジョウトンボと争う姿を観察することができる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 13, 2019)
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アオイトトンボの成虫(メス).胸部に黒い模様が入っている個体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)
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昆虫を捕食するシオヤアブの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)
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キャンパスではシャクガ類をはじめとした蛾の仲間を観察することができます.
オオミズアオの成虫(オス).オナガミズアオに似るが,触角が茶色っぽく,翅先が丸い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)
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ハグルマトモエの成虫(オス).オスグロトモエに似るが,前翅の2本筋が広がる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019) ]
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キマダラコウモリの成虫.コウモリガに似るが,前翅の銀白色紋が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019) ]
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ギンボシリンガの成虫.白地に赤の複雑な模様が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019) ]
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交尾中のウメエダシャク(成虫).総合科学部棟前のアンズの木に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019) ]
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ヒョウモンエダシャクの成虫.日中林間を飛ぶ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019) ]
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その他アリグモやオナガグモといった独特なクモ類を観察することができました.
アリグモの成体(メス).触肢はオスほど発達しない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019) ]
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オナガグモの成体(メス).卵を保護している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019) ]
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コアシダカグモの成体(メス).アシダカグモのメスに似るが,上顎と単眼の間の白帯が本種にはなく,また腹部後縁の黄色斑が明瞭.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019) ]
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グンバイトンボの成虫(オス).モノサシトンボに似るがより小型で,オスは中脚と後脚が白い軍配状になっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 3, 2019) ]
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工学部棟前のイボテングタケ.テングタケに似るが針葉樹林に多く,傘のイボが硬質.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 3, 2019) ]
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ヒメギスの幼虫を狩るクロアナバチの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019) ]
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東広島植物園でサトキマダラヒカゲとヒオドシチョウを,生態実験園でキアシドクガとオビガの幼虫を,ふれあいビオトープでキスジホソマダラとマツカレハを観察することができました.キアシドクガはときに大発生するガで,名前にドクガとつきますが一生を通して毒を持ちません.またマツカレハは毒針をもつケムシで,同じく毒を持つタケカレハの幼虫とともにふれあいビオトープに多いので観察には十分ご注意ください.
サトキマダラヒカゲの成虫(メス).メスは後翅裏の色がメスより淡くなる傾向がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)
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ヒオドシチョウの成虫(メス).メスは翅形が幅広く,腹部が太い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019) ]
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キアシドクガの成虫(オス).日中林縁を盛んに飛び回る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019) ]
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キスジホソマダラの成虫(メス).メスの触角は櫛型でない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)
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オビガの幼虫.スイカズラに多いケムシで,毒はない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)
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マツカレハの幼虫.毛には毒があり,刺されないよう注意が必要.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)
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山中池周辺でキュウシュウクロナガオサムシを,生態実験園でセンチコガネとオジロアシナガゾウムシ,ヤマクダマキモドキ,ニシムネアカオオアリを観察することができました.オジロアシナガゾウムシはパンダのような模様をしており,クズの茎などに多いです.
キュウシュウクロナガオサムシの成虫(メス).広島県にはオニクロナガオサムシとチュウゴククロナガオサムシの2亜種が存在する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 07, 2019)
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センチコガネの成虫.オオセンチコガネに似るが,体色はより地味な場合が多く,頭楯が半円形である.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)
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交尾中のオジロアシナガゾウムシ.食草はクズ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019) ]
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ヤマクダマキモドキの幼虫.キャンパスでは生態実験園に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)
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ニシムネアカオオアリのはたらきアリ.ムネアカオオアリに似るが,本種は胸部の前半分が黒い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)
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生態実験園でチャイロアサヒハエトリ,ふれあいビオトープでヤマシロオニグモ,山中池周辺でサワガニ,東広島植物園でトビズムカデを観察することができました.サワガニはキャンパスでは山中谷川に多いですが,ふれあいビオトープを流れる湧水でも見つかることがあります.また,トビズムカデは10cmを超える巨体で,少し触れただけでも咬みつこうとする上に毒を持つのでご注意ください.
チャイロアサヒハエトリの成体(オス).メスに比べると歩脚が非常に細長く,ハエトリグモとしては独特な見た目をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019) ]
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ヤマシロオニグモの成体(メス背白型).腹背の模様は変異が大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019) ]
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サワガニの成体(メス).メスの腹節は半円形で,左右の第1歩脚(はさみ)の大きさにほとんど差がない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 07, 2019) ]
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トビズムカデの成体.コガネムシ類の幼虫を捕食している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 07, 2019)
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5月
パトロール中のサラサヤンマの成虫(オス).日本のヤンマ科では最小.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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モノサシトンボの成虫(メス).キャンパスでは広く見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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成熟したアサヒナカワトンボの成虫(オス)の橙褐色翅.成熟すると体に粉を吹く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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ふれあいビオトープでヒメジャノメ,ヒカゲチョウ,オオヒカゲを観察することができました.いずれも成虫は眼状紋(目玉模様)をもつチョウです.ヒカゲチョウは先週紹介したクロヒカゲに酷似していますが,全体的に明るい色をしています.
ヒメジャノメの成虫.コジャノメに似るが,本種は後翅の裏に並ぶ眼状紋が3つである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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ヒカゲチョウの成虫.クロヒカゲより色が明るく,オオヒカゲよりも一回り小さい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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オオヒカゲの幼虫.幼虫の頭部には斜めに伸びた一対の角がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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生態実験園でラクダムシを,ふれあいビオトープでヤマトクサカゲロウとヒメクロゴキブリを観察することができました.クサカゲロウの仲間は頭部の模様で識別をすることができます.
ラクダムシの成虫(メス).メスは長い産卵管をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)
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ヤマトクサカゲロウの成虫.背面中央には黄色い筋が入る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)
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ヒメクロゴキブリの成虫(オス).樹上性のゴキブリであり,害はない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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生態実験園でマイマイカブリとヨツボシゴミムシを観察することができました.ゴミムシの仲間は地表をせわしなく動き回っています.
またふれあいビオトープ付近でアオハナムグリとオバボタル,ゴボウゾウムシ,ハスジカツオゾウムシを,生態実験園でヤナギハムシとハラグロオオテントウを観察することができました.オバボタルは成虫が光らないホタルで,幼虫は陸生です.
マイマイカブリの成虫.キャンパスではよく道路を横断する姿が見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)
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ヨツボシゴミムシの成虫.似た種類が複数存在する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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アオハナムグリの成虫.ナミハナムグリに似るが,本種は前翅に毛がほとんど生えず,前胸の金紫色の部分は縁のみである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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オバボタルの成虫.キャンパスでは広く見られるが,特に林床のような場所に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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ゴボウゾウムシの成虫.オオゴボウゾウムシなどに似るが,本種のほうが前翅の点刻が弱い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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ハスジカツオゾウムシの成虫.アザミやヨモギといったキク科植物の上で見られることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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ヤナギハムシの成虫.キャンパスではアカメヤナギなどの葉を食べていると考えられる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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ハラグロオオテントウの幼虫.約10mmほどの大きの巨体で,主にクワキジラミなどを捕食する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)
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植物園でコガタノミズアブを,ふれあいビオトープでミスジガガンボ,チュウガタコガネグモを観察することができました.コガタノミズアブの幼虫は水棲であるため,水田や湿地の周辺で見られます.
コガタノミズアブの成虫(メス).美しい黄緑色をしたミズアブ類で,近年減少している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)
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ミスジガガンボの成虫.小さいが翅に3本の黒帯が入り,頭~胸部が青色に輝く美しいガガンボ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)
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チュウガタコガネグモの成体(メス).コガネグモに似るが,少し小さく腹部の模様も異なる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
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正面から見たシュレーゲルアオガエルの抱接.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
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横から見たシュレーゲルアオガエルの抱接.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
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ナキイナゴの成虫(オス).後脚と前翅をこすり合わせシャカシャカという音を鳴らす.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
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植物園でクロスジギンヤンマ,ヨツボシトンボ,ショウジョウトンボを観察することができました.これら3種のトンボは激しく縄張り争いを行っている様子でした.
池を周回するクロスジギンヤンマの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
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ヨツボシトンボの成虫(オス).メスの産卵中,オスはそれを見張るようにメスの真上でホバリングをする.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
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成熟したショウジョウトンボの成虫(オス).止まり木に近寄る別のトンボを追い払おうとする姿が観察される.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
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同じく植物園でアカサシガメ,シマサシガメ,アカスジキンカメムシを観察することができました.サシガメ類は肉食で他の昆虫の体液を吸いますが,アカスジキンカメムシは植物の汁を吸います.
アカサシガメの成虫.低木上に多く,真っ赤な体がよく目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
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シマサシガメの成虫.ヨコヅナサシガメに少し似るが,より小型でどちらかというと草本上に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
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アカスジキンカメムシの成虫.成虫は緑色の胸部と翅に赤い筋が入っているという派手な模様をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
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クロオオアリ及びムネアカオオアリの結婚飛行が始まろうとしています.キャンパスの至る所で翅をつ