東広島キャンパスから出土した遺物/山中池南遺跡第4地点

提供: 広島大学デジタル博物館
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縄文時代

試掘調査を行ったのみなので、遺跡の全体の様相はわかりませんが、谷(現状は溜池)に面した丘陵の先端部に小規模な遺跡が形成されているものと思われます。出土遺物は縄文土器が中心で、安山岩製の剥片が少量出土しました。縄文土器は口縁部外面に幅広の沈線文(ちんせんもん)で区画したもの(写真上段)や無文土器(むもんどき、写真下段)があります。前者は口縁部が波状を呈するようです。縄文時代後期前半(約4000年前)に位置づけられます。