安山岩
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安山岩
- 火山岩の一種で、良質なものが石器石材として利用される。石器石材産地は日本列島の各地に認められ、佐賀県多久、広島県冠山産安山岩、香川県五色台、奈良県二上山、長野県八風山などが著名である。
- 後期旧石器時代では日本列島各地で利用されているが、縄文時代に入ると中・四国地方や近畿地方西部以外ではあまり利用されなくなる。
- 縄文時代以降、中・四国地方では香川県金山産安山岩(サヌカイト)、近畿地方西部では二上山産安山岩が広く利用されるようになる。
- 石理(いしのめ)が発達した石材であり、石理を利用した石器製作技術が発達した。縄文時代以降は大型で板状の石材が遠隔地まで運ばれて石器石材として利用されている。