地図の種類

提供: 広島大学デジタル博物館
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地図の種類

  • 地球の表面は,約7割が海洋で,約3割が陸地が占める.
海洋
太平洋,大西洋,インド洋
大陸
ユーラシア大陸,アフリカ大陸,北アメリカ大陸,南アメリカ大陸,オーストラリア大陸,南極大陸
  • 地球上での位置は,緯度と経度で表される.
    • 赤道と平行に引いた線を緯線,経度を結んだ線を経線とよぶ.
  • 地球上での位置や面積,方位などをあらわすため地図がある.
    • もともと地球は丸いため,平面で表現すると歪みが生じてしまう.
    • 一枚の地図で同時に複数の情報を正確にあらわすことができないため,用途によってさまざまな図法がある.
    • それぞれの図法で正確にあらわすことができる情報が異なる.

地図のいろいろ

  • メルカトル図法
  • 正距方位図法
  • モルワイデ図法
  • オーサグラフ

メルカトル図法
経線がまっすぐ.緯線と経線が直角に交わる.角度は正しく表現できるが,緯度が高いほど面積が拡大し,歪んでいる.15世紀半ばに航海に便利なように考案された図法.
正距方位図法
中心からの最短距離と方位を知ることができる図法.緯線が曲がっている.外側に行くほど面積や形が歪んでいる.航空図飛行機での利用に便利.
モルワイデ図法
1805年に考案された.正しい面積を知ることができる.国の大きさを把握したり,分布図などに適した図法.
オーサグラフ
1999年に建築家・構造家の鳴川 肇(なるかわ はじめ)氏が考案.陸地の面積がほぼ正しく,方位・形・距離の歪みも少ない.これまでの地図では把握しにくかった情報が捉えやすくなる.

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