先のとがった葉をもつ植物 宮島の植物と自然
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先のとがった葉をもつ植物-針葉樹-
針葉樹と裸子植物
アカマツなどの仲間を針葉樹(しんようじゅ)と呼びます.針葉樹は針のように尖った葉をもちます.針葉樹は裸子植物(らししょくぶつ)の仲間で,裸子植物にはイチョウやソテツも含まれます.モミやツガ,カヤ,イヌガヤなどが宮島で見られる代表的な針葉樹ですが,葉の先の形で比較的容易に見分けがつきます.
- モミ Abies firma Siebold & Zucc. は,高木で,葉の先が鋭形だが,若木では鋭く2裂し,葉がやや長い.葉が枝に対して立体的につく傾向があり,葉の基部は丸くなる.毬果(きゅうか)(松かさ)は直立する.
- ツガ Tsuga sieboldii Carrière は,高木で,葉の先がやや浅く丸く2裂し,葉がモミよりも短い.また,葉の基部が枝に流れて付着する.毬果(きゅうか)は下垂する.
- カヤ Torreya nucifera (L.) Siebold & Zucc. は,高木で,葉の先端が2裂せず,鋭く尖る.また,葉につやがあり,枝に対して平面的につく.
- イヌガヤ Cephalotaxus harringtonia (Knight ex Forbes) K.Koch は,低木または小高木で,葉の先端が2裂せず,尖るが鈍い.葉のつやが弱く,葉の質が柔らかい.葉が枝に対して平面的につく.
種名 | 冊子中のページ数 |
---|---|
モミ | 91 p. |
ネズ | 92 p. |
コウヤマキ | 93 p. |
アカマツ(メマツ) | 94-95 pp. |
クロマツ(オマツ) | 96-97 pp. |
「宮島の植物と自然」内のページ
「宮島の植物と自然」(広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所 2009)内で掲載されているページ.
- 90-97 pp.
文献(引用)
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