ヤマトレンギョウ

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動

広島大学 > デジタル自然史博物館 > 植物 > 郷土の植物 > 維管束植物 > ヤマトレンギョウ | 広島県の植物図鑑 / 和名順

ヤマトレンギョウ Forsythia japonica Makino

シノニム

その他

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > モクセイ科 Oleaceae > レンギョウ属 Forsythia

解説

  • レンギョウ類は大陸系で,朝鮮半島を経由して日本列島に分布を拡げ,現在,本種とショウドシマレンギョウ(F. togashii Hara)の2種が狭い地域に残存している.
  • 場所によっては,個体数も多く群生しているが,世界的に見ても,岡山・広島両県にしかない貴重種であり,厳重な保護が望まれる.
  • 花の時期を逃すと,分かりにくい植物なので,現在のところ,あまり乱獲は見られない.
  • 一般に庭園に植栽されているレンギョウ・シナレンギョウ・チョウセンレンギョウなどに比べると,花数が少なく,地味である.県内の隔離された個体群によって,葉形に多少の変異があり,今後の研究課題である.

花期

  • 4月上旬.

分布・産地・天然記念物

分布

  • 岡山県西部と広島県東部・北部の固有種.
  • 岡山県では石灰岩地帯に分布しているが,広島県では石灰岩・安山岩・流紋岩地帯の岩峰や岩壁,あるいは岩海などに生育している.

産地

天然記念物

標本

  • 三良坂町(yw-5725),高宮町(mt-14728),甲田町(ts-850405),東城町(yy-4246),福山市(sf-2524),油木町(sf-6298),神石郡三和町(tk-1100)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

備考

  • 広島県RDBカテゴリ: 絶滅危惧Ⅱ類(VU)
  • 環境庁RDBカテゴリ: 準絶滅危惧(NT)
  • 環境庁コード: 43810
  • 環境庁RDB,県RDB

文献(出典)


広島大学 / デジタル自然史博物館 / 植物 / 郷土の植物 / 維管束植物 | 広島県の植物図鑑 / 和名順 にもどる