ミヤジマママコナ
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ミヤジマママコナ Melampyrum laxum Miq. var. nikkoense Beauverd f. edentatum (Tuyama) Yamaz.
シノニム
その他
- Melampyrum laxum Miq. var. nikkoense Beauverd f. edentatum (Tuyama) Yamazaki(広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用.)
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ハマウツボ科 Orobanchaceae(APG分類体系)(ゴマノハグサ科 Bignoniaceae) > ママコナ属 Melampyrum
解説
- 半寄生植物で一年草であるが,宮島での観察によれば,毎年,一定の場所に定着している.
- 山崎(1989b)は,これまでミヤマママコナと一括されていたものを,東北日本に分布するミヤマママコナと西南日本のシコクママコナに分割した.
- ミヤジマママコナはシコクママコナの苞に歯牙のない型であるが,この方がふつうである.
花期
- 花は9月に開花.
分布・産地・天然記念物
分布
- 広島県では,島嶼部から吉備高原面,中国山地に広く分布し,乾燥した森林で,林床植物が少なく日当たりのよい所に生育している.
産地
- ミヤジマママコナの基準産地は宮島で,Tuyama(1941)により発表された.
天然記念物
標本
- 大竹市谷和(rn-6230),吉和村十方林道(mt-9550),宮島(rn-6472),加計町辺森(rn-10219),芸北町尾崎谷(yy-3169),八千代町大沢湿原(yy-894),佐伯町加森山(yy-9035),極楽寺山(mt-11441),広島市福王寺山(km-1876),府中町花立山(yw-2283),福富町大谷山(km-5514),東広島市八本松(mt-8113),呉市二級峡(mt-15816),川尻町大原(yy-4947),本郷町免開(yy-12868),甲山町魚切渓谷(ns-367),庄原市葦嶽山(mt-7833),上下町岳山(yy-6638),布野村女亀山(yw-5206),油木町阿下川(hh-11512)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 50420
文献(出典)
- Tuyama(1941),井波(1985),山崎(1989b),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
- 従来ミヤマママコナとされていた次の文献はミヤジマママコナである.堀川ほか(1959),呉市教育委員会(1970),関ほか(1975),土井(1983),関ほか(1983b),渡辺ほか(1994),比婆科学教育振興会(1994b)
引用文献
- Tuyama, T. 1941. On Genus Melampyrum of Japan. J. Jap. Bot. 17: 77-95.
- 山崎 敬.1989b. ママコナ属の1新種エゾママコナ及びミヤマママコナについて.植物研究雑誌 64(4): 118-126.
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