マルタンヤンマ 広島大学東広島キャンパス

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マルタンヤンマの成虫(メス).本種のメスは翅の付け根が濃褐色であり,遠くからでも識別しやすい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 4, 2021)
黄昏飛翔中のマルタンヤンマの成虫(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 20, 2024)

マルタンヤンマ Anaciaeschna martini

和名

学名

  • Anaciaeschna martini

分類

  • ヤンマ科 Aeshnidae

分布

  • 東北地方~奄美大島.
  • 放棄水田や調整池などで一時的に発生することもあるが,安定した多産地は少ない.

解説

  • 平地~丘陵地の,樹林に囲まれた抽出植物(ヨシやマコモ,ヒメガマ等を指す)の豊富な池沼や湿地,放棄水田に生息している.
  • 卵期間は2~3週間程度,幼虫期間は8か月~1年程度(1年1世代).幼虫で越冬する.
  • 成虫は褐色みが強く,未成熟個体は黄色い斑紋を持つが,成熟すると体紋が♂はコバルトブルー,♀は緑色に変化する.成熟♂では,複眼も鮮やかなコバルトブルーになり,成熟♂♀とも翅の褐色みが増す.特に,♀は翅の基部の濃褐色班が目立つ.
  • 国内の種ではトビイロヤンマと近縁.

備考

参考文献

  • 尾園 暁,川島 逸郎,二橋 亮. 2012. ネイチャーガイド 日本のトンボ. 192 pp. 文一総合出版, 東京.



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