マハゼ
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マハゼ Acanthogobius flavimanus
分類
動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 顎口上綱 Gnathostomata > 硬骨魚綱 Osteichthyes > 条鰭亜綱 Actinopterygii > スズキ目 Perciformes > ハゼ亜目 Gobioidei > ハゼ科 Gobiidae > マハゼ属 Acanthogobius > マハゼ Acanthogobius flavimanus
解説
- 北海道~種子島の汽水域や沿岸域の砂泥底に棲息する.
- 広島県では,沿岸の河口付近に多く生息する.
- 唇は厚く,体側部には暗色斑が並び,上顎~眼にかけて暗色縦帯が走ることが特徴.
- 成魚の体長は15 cmだが,体長25 cmに達する大型種.
- 砂泥底にすみ,底生動物や小魚を主に食べる.
- 成長するにつれて汽水域から海へ移動する.
- 多くは1年で成熟し(通称デキハゼ),産卵後一生を終える.
- 産卵期は2月から4月,水深数メートルの砂泥底にY字型の産卵のための穴を掘り,下部の壁面に卵を一層に産み付ける.
- 9月の彼岸頃から始まるハゼ釣りは初秋の風物詩.
- 定置網・底曳網で漁獲される他,投げ釣りで獲れ刺身・天ぷら・唐揚げ・甘露煮などで賞味される.
天然記念物・RDB
- 広島県で該当なし
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- はぜ
英名
広島県方言
- はぜ
備考
参考文献
- 比婆科学教育振興会(編). 1994. 広島県の淡水魚, 増補改訂版. 239 pp. 中国新聞社, 広島.
- 中坊徹次(編). 2013. 日本産魚類検索 全種の同定, 3版. xlix + xxxii + xvi + 2428 pp. 東海大学出版会, 秦野.
- 田口 哲. 2014. フィールドガイド 淡水魚識別図鑑 日本で見られる淡水魚の見分け方. 256 pp. 誠文堂新光社, 東京.
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