マツカサガイ
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マツカサガイ Pronodularia japanensis
シノニム
- Unio japanensis
- Nodularia japanensis
- Nodularia japanensis jokohamensis
- Inversidens japanensis
- Pronodularia japanensis
分類
動物界 Animalia > 軟体動物門 Mollusca > 二枚貝綱 Bivalvia > イシガイ目 Unionoida > イシガイ科 Unionidae > イシガイ亜科 Unioninae > マツカサガイ属 Pronodularia > マツカサガイ Pronodularia japanensis
解説
- 本州,四国,九州に分布する日本固有種.
- タイプ産地は日本.
- 殻は卵円形で,膨らみは弱く平たい.中型で,通常は殻長9 cmを超えない.
- 殻表には逆V字状の彫刻があり,後背縁の放射肋は顕著.
- 右殻の擬主歯は三角状.
- 小川や用水路の礫~砂泥底に生息する.滅多に動くことはなく,干上がっても堅く殻を閉じてじっとしている.
- 2年(殻長約3 cm)で性成熟する.
- 寿命は10年ほどと言われる.
- 妊卵期は晩春から夏にかけてで,幼生は主として日中に流下している.宿主はオイカワやカワムツ,ドジョウ,ヨシノボリで,幼生は鰭(ひれ)と鰓(えら)に寄生する.
天然記念物・RDB
- 環境省RDB:準絶滅危惧(NT)
- 広島県RDB2011:準絶滅危惧(NT)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
備考
参考文献
- 紀平 肇・松田征也・内山りゅう. 2003. 日本産淡水貝類図鑑(1)琵琶湖・淀川産の淡水貝類. 159 pp. ピーシーズ, 東京.
- 近藤高貴. 2008. 日本産イシガイ目貝類図譜. 日本貝類学会特別出版物第3号, v + 69 pp.
更新履歴
- 2019.07.11 ページ作成.
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