マツカサガイ

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マツカサガイ(広島県福山市草戸町芦田川水系産; 撮影: 平山琢朗, Sep. 13, 2018)

マツカサガイ Pronodularia japanensis

シノニム

  • Unio japanensis
  • Nodularia japanensis
  • Nodularia japanensis jokohamensis
  • Inversidens japanensis
  • Pronodularia japanensis

分類

動物界 Animalia > 軟体動物門 Mollusca > 二枚貝綱 Bivalvia > イシガイ目 Unionoida > イシガイ科 Unionidae > イシガイ亜科 Unioninae > マツカサガイ属 Pronodularia > マツカサガイ Pronodularia japanensis

解説

  • 本州,四国,九州に分布する日本固有種.
  • タイプ産地は日本.
  • 殻は卵円形で,膨らみは弱く平たい.中型で,通常は殻長9 cmを超えない.
  • 殻表には逆V字状の彫刻があり,後背縁の放射肋は顕著.
  • 右殻の擬主歯は三角状.
  • 小川や用水路の礫~砂泥底に生息する.滅多に動くことはなく,干上がっても堅く殻を閉じてじっとしている.
  • 2年(殻長約3 cm)で性成熟する.
  • 寿命は10年ほどと言われる.
  • 妊卵期は晩春から夏にかけてで,幼生は主として日中に流下している.宿主はオイカワカワムツドジョウ,ヨシノボリで,幼生は鰭(ひれ)と鰓(えら)に寄生する.

天然記念物・RDB

  • 環境省RDB:準絶滅危惧(NT)
  • 広島県RDB2011:準絶滅危惧(NT)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

備考

参考文献

  • 紀平 肇・松田征也・内山りゅう. 2003. 日本産淡水貝類図鑑(1)琵琶湖・淀川産の淡水貝類. 159 pp. ピーシーズ, 東京.
  • 近藤高貴. 2008. 日本産イシガイ目貝類図譜. 日本貝類学会特別出版物第3号, v + 69 pp.

更新履歴

  • 2019.07.11 ページ作成.

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