ブタナ

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ブタナの大群落(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, May 24, 2019)
ブタナ.花茎がよく分岐する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 23, 2021)
ブタナの花(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 2, 2020)

ブタナ Hypochoeris radicata L.

シノニム

その他

分類

維管束植物門 Tracheophyta > 種子植物亜門 Spermatophytina > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > キク上目 Asteranae > キク目 Asterales > キク科 Asteraceae > エゾコウゾリナ属 Hypochoeris

旧分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > キク科 Asteraceae(Compositae) > エゾコウゾリナ属 Hypochoeris

解説

  • ヨーロッパ原産の帰化植物で,1930年代に日本に入って来た.
  • 広島県への侵入時期については,関(1973)の廿日市市極楽寺山の目録には記載されておらず,太刀掛(1982)によれば,1975年に豊田郡川尻町で初記録,1979年には呉市灰ヶ峰の標高500mで多数群生とあるが,すでに関ほか(1975)に,1974年に宮島杉ノ浦で中西弘樹の採集した標本が引用されている.
  • 長田(1976)によれば,和名はフランスの俗名Salade-de-pore(ブタのサラダ)を訳したものという.

花期

分布・産地・天然記念物

分布

  • 1970年代の後半から,広島県内に急激に広がったようである.現在は島嶼部から中国山地の高所まで広く分布し,とくに高速道のり面に群生が著しい.

産地

天然記念物

標本

  • 吉和村中津谷(mt-9516),芸北町一兵山家山(hh-7102),宮島(rn-6430、1974年),極楽寺山(yw-6460),広島市馬木(yy-8729),熊野町萩原(mt-14176),倉橋島(yw-5565),東広島市森近(mt-10711),野呂山(mt-14765),安浦町塩谷(yy-12564),世羅西町黒川(sf-1328),久井町宇根山(sf-8835),甲山町ふれあいの里(yk-4472),尾道市三成(yk-8193),口和町常定(hn-626),甲奴町弘法山(sf-1973),上下町岳山(yk-8586),豊松村有木(sf-1526),道後山(yo-71),神辺町東中条(sf-10318)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • タンポポモドキ

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 58065
  • 帰化

文献(出典)

  • 関ほか(1975),太刀掛(1982),鈴木・吉野(1986),関ほか(1994),渡辺ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)

引用文献


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