フジバカマ
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フジバカマ Eupatorium japonicum Thunb.
シノニム
その他
分類
維管束植物門 Tracheophyta > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > キク上目 Asteranae > キク目 Asterales > キク科 Asteraceae > ヒヨドリバナ属 Eupatorium
旧分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > キク科 Asteraceae(Compositae) > ヒヨドリバナ属 Eupatorium
解説
- 近年,フジバカマと称するものが植栽されているが,全体に小形で,サワヒヨドリのような紅色を帯び,下部の葉は3出葉であるが,裂片の幅が狭く,頭花も小さく,ピンクを帯びている.これは,多分,外来種であろうが,学名が判明しない.
- 同様のものが1989年2月に大崎下島久比の人家に植栽されているのを確認し,その後,1996年に加計町で大量に路傍に生育しているのが発見され,"フジバカマを発見"とマスコミを賑わした.
花期
分布・産地・天然記念物
分布
- 大きな河川の河原などに生育し,広島県からは,太田川流域の広島市安佐北区,加計町,戸河内町,芦田川流域の神辺町などから報告があるが,いずれも,現在,確実な生育地は知られていない.
- 呉市からも報告があるが同定に疑問がある.
- 太田川の生育地は,1992年に建設省による「河川の国勢調査」で見つかったもので,標本も生態写真もある確実な報告であったが,1993年の再調査ではいずれの地点も発見できなかった.
- 1993年は雨の多い年であったので,流失したのかも知れない.
産地
天然記念物・RDB
- 環境庁RDBカテゴリ:準絶滅危惧(NT)
- 広島県RDBカテゴリ(2003):絶滅危惧I類(CR+EN)
- 広島県RDBカテゴリ(2011):絶滅危惧I類(CR+EN)
- 広島県RDBカテゴリ(2021):絶滅危惧I類(CR+EN)
標本
- 戸河内町(ts-921010;アジア航測 採集,絶滅)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 57730
- 環境庁RDB,県RDB
文献(出典)
- 呉市教育委員会(1970),河毛(1974),土井(1983),建設省(1995),広島県(1995),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
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