ヒメハシゴシダ 宮島の植物と自然

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ヒメハシゴシダ Thelypteris cystopteroides (D.C.Eaton) Ching

分類

ヒメシダ科 Thelypteridaceae,ヒメシダ属 Thelypteris

解説

 常緑多年生の小型のシダ.根茎(こんけい)は匍(は)い,葉は狭い間隔で出る.葉の長さは暖地では10 cm,幅1 cm前後になるが,宮島ではそれよりも小型の個体が多い.葉柄や葉脈に毛がある.羽片(うへん)は4-8の裂片(れっぺん)に切れ込む.裂片の先端は鈍頭(どんとう),下部ほどわずかに短くなる.最下羽片は前側の裂片が独立し,残りの裂片は羽軸(うじく)に合着(がっちゃく)する.ソーラスは円形(えんけい)で,包膜(ほうまく)は円腎形で表面に毛がある.伊豆半島南部,紀伊半島,広島県宮島,四国南部,九州西部南部に分布.宮島では紅葉谷や大元谷などで多く見られる.とくに,シカが常時採食しているような場所や道沿いの鹿摂食線(しかせっしょくせん)(鹿線(しかせん),deer line)よりも下部に多い.

「宮島の植物と自然」内のページ

「宮島の植物と自然」(広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所 2009)内で掲載されているページ.

  • 69 p.

文献(引用)


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