ヒナハゼ

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ヒナハゼ(広島県南部; 採集者: 山川宇宙, 撮影: 鎗田めぐ, Sep. 14, 2022)

ヒナハゼ Redigobius bikolanus

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 顎口上綱 Gnathostomata > 硬骨魚綱 Osteichthyes > 条鰭亜綱 Actinopterygii > スズキ目 Perciformes > ハゼ亜目 Gobioidei > ハゼ科 Gobiidae > ヒナハゼ属 Redigobius > ヒナハゼ Redigobius bikolanus

解説

  • 東京湾~九州南岸の太平洋沿岸,福井県,兵庫県円山川,島根県隠岐,対馬,五島列島,熊本県富岡,香川県引田,愛媛県長浜,琉球列島.海外では,台湾淡水河,サイパン島,バリ島,ニューカレドニア,南アフリカ.(中坊 2013)
  • 山川ほか(2021)により石川県より,外山ほか(2021)により茨城県久慈川より報告され,北限が更新されつつある.
  • 河川の河口から中流域に生息.特に河川の感潮域直上の淡水域,細流の淡水域に多い.
  • 広島県では,吉郷(2010)により初報告された.
  • オスの口は大きく,後端は眼後縁を越える.オスの第1背鰭第1棘は糸状に伸長する.
  • 太い黒色帯がないことで近似のタスキヒナハゼと区別可能.

天然記念物・RDB

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

  • speckled goby

広島県方言

備考

参考文献

  • 中坊徹次(編). 2013. 日本産魚類検索 全種の同定, 3版. xlix + xxxii + xvi + 2428 pp. 東海大学出版会, 秦野.
  • 瀬能 宏・矢野維幾・鈴木寿之・渋川浩一. 2021. 日本のハゼ, 新版. 584 pp. 平凡社, 東京.
  • 田口 哲. 2014. フィールドガイド 淡水魚識別図鑑 日本で見られる淡水魚の見分け方. 256 pp. 誠文堂新光社, 東京.
  • 外山太一郎・山崎和哉・大森健策・金子誠也・中嶌政明・加納光樹. 2021. 茨城県久慈川とその周辺河川で採集された南方系魚類. 茨城県自然博物館研究報告 24: 77-84.
  • 山川宇宙・山下龍之丞・碧木健人・津田吉晃. 2021. 石川県で採集されたカワアナゴおよびヒナハゼ. 南紀生物 63: 63-66.
  • 吉郷英範. 2010. 広島県初記録のヒナハゼ(魚類:スズキ目). 比婆科学 233: 65-66.
  • 吉郷英範. 2011b. 既存資料に基づく広島県の陸水産魚類. 比和科学博物館研究報告 52: 205-337.
  • 吉郷英範. 2015. 広島県の陸水性魚類. 比和科学博物館研究報告 56: 91‑181, 10 pls.

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