野外観察/ハシブトガラス・ハシボソガラス・ミヤマガラスの見分け方

提供: 広島大学デジタル博物館
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ハシブトガラス・ハシボソガラス・ミヤマガラスの見分け方

ハシブトガラスハシボソガラスミヤマガラスはみな全身がつやのある黒い羽色で,一般的に識別しにくい. ハシブトガラスハシボソガラスは都市環境にも適応し,最も普通に見られる鳥類の一つである.

  • 広島県ではハシブトガラスハシボソガラスは一年中見られる留鳥で,ミヤマガラスは秋から冬に農耕地などに渡来する冬鳥である.
  • 頭部とくちばしの形状,大まかなからだの大きさで見分けることができる.
    • ハシブトガラスはからだが最も大きい.横から見た頭部はおでこが大きく,くちばしが山なりに湾曲する.「カァー,アー」と澄んだ声で鳴く.
    • ハシボソガラスはからだが次に大きい.横から見た頭部はおでこが小さく,くちばしの湾曲は小さい.「ガァー,グワーッ」とにごった声で鳴く.
    • ミヤマガラスはからだが最も小さい.横から見た頭部はおでこが前方に大きくでっぱり,くちばしの先端が鋭い.「ガァー」とにごった声で鳴く.大規模な群れでいることが多い.

ハシブトガラス

ハシボソガラス

ミヤマガラス

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広島大学総合博物館のイベント

  • 第30回ふむふむギャラリー「海の中でかくれんぼ? HIDE AND SEEK IN THE OCEAN?」

会期:2025年2月19日(水)~2025年2月28日(金)

会場:総合博物館 本館

開館時間:10:00~17:00※2月23日(日)〜25日(火)は休館となります。

概  要:  ブラジル発の"マングローブの中でかくれんぼ?"プロジェクトでは、太平洋から大西洋に生息する様々な擬態魚について調査しています。本企画展では、ブラジルの大学生アレクシャ・ケイロズさんの協力のもと、調査の成果を展示いたします。

※本展示は、ブラジルのthe Paulo Gustavo law grantの支援による"Hide and seek in the mangrove?"プロジェクトにより実施されています。

  • ギャラリートーク

 ブラジルの大学生アレクシャ・ケイロズさんが「葉っぱになりすます魚」のヒミツやふしぎについて展示解説を行います。※日本語の同時通訳あり

開催日時:2月22日(土)  14:00 〜 16:00  (予約不要・参加無料)