ハシブトガラス・ハシボソガラス・ミヤマガラスの見分け方
ハシブトガラス,ハシボソガラス,ミヤマガラスはみな全身がつやのある黒い羽色で,一般的に識別しにくい.
ハシブトガラスとハシボソガラスは都市環境にも適応し,最も普通に見られる鳥類の一つである.
- 広島県ではハシブトガラスとハシボソガラスは一年中見られる留鳥で,ミヤマガラスは秋から冬に農耕地などに渡来する冬鳥である.
- 頭部とくちばしの形状,大まかなからだの大きさで見分けることができる.
- ハシブトガラスはからだが最も大きい.横から見た頭部はおでこが大きく,くちばしが山なりに湾曲する.澄んだ声で鳴く.
- ハシボソガラスはからだが次に大きい.横から見た頭部はおでこが小さく,くちばしの湾曲は小さい.にごった声で鳴く.
- ミヤマガラスはからだが最も小さい.横から見た頭部はおでこが前方に大きくでっぱり,くちばしの先端が鋭い.大規模な群れでいることが多い.
ハシブトガラス(広島県三原市沼田東町; 撮影: 池田誠慈, Nov. 26, 2015)
ハシブトガラス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 10, 2017)
ハシボソガラス(広島県三原市沼田東町; 撮影: 池田誠慈, Nov. 12, 2016)
ハシボソガラス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2017)
ミヤマガラス(広島県東広島市八本松原; 撮影: 岩﨑元道, Dec. 21, 2019)
ミヤマガラスの群れ.(広島県東広島市八本松原; 撮影: 岩﨑元道, Dec. 21, 2019)
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