ハクモクレン・コブシ・タムシバの見分け方
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ハクモクレン・コブシ・タムシバの見分け方
ハクモクレン・コブシ・タムシバはともにモクレン科モクレン属の木本で春に白色の花を咲かせるが,次の特徴から見分けることができる.
- ハクモクレンはがく片と花弁が同形で,3枚のがく片と6枚の花弁で計9枚の花弁があるように見えるが,コブシ・タムシバはがく片が花弁より小さく,6枚の花弁が目立つ.
- コブシは開花時に花のすぐ下に小型の葉をつけるが,タムシバは葉がない.
- 葉はハクモクレン・コブシが倒卵形であるのに対して,タムシバは披針形である.
ハクモクレン
- 中国中部の原産で日本では庭木や街路樹などとして植栽される.
コブシ
- 北海道、本州、九州、済州島(韓国)に分布(四国には自生しない).
コブシの花(植栽).
タムシバの花とよく似ているが,花の下に小さい葉がつくことで区別できる.(広島県東広島市鏡山 ; 撮影: 竹内 史, Apr. 2, 2025)
タムシバ
- 日本固有種で本州、四国、九州に分布する.
- フェニルプロパノイド類が主成分の精油を蓄え,クスノキ科のクロモジのような芳香を放つため「ニオイコブシ」という別名がある.
モクレン科の花について
- モクレン科の花は円錐状の花床(花軸)に,3枚のがく片、6~9(~三十数)枚の花弁,多数の雄しべ・雌しべがらせん状につくのが特徴である.
- ハクモクレンやタイサンボクなどのようにがく片と花弁が全て同形のものと,コブシやタムシバ,シモクレン,ホオノキなどのようにがく片が線形で花弁よりも小さいものがある.
その他のモクレン属
参考文献
- 中川重年・吉山寛. 2000. 山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花1. 719 pp. 山と渓谷社, 東京.
- 植田邦彦(編). 1996. 週刊朝日百科 植物の世界 100. 320 pp. 朝日新聞社, 東京.
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