ニホントカゲとニホンカナヘビの見分け方
提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動解説
ニホントカゲとニホンカナヘビは,同じ有隣亜目の仲間であるが,以下のような違いがある.
- ニホントカゲの幼体は黒地で頭部から尾部に向かって5本のすじ(縦帯)があり,尾が鮮やかな青色をしている.
- ニホントカゲの鱗は金属光沢をもち滑らかであるが,ニホンカナヘビの鱗は光沢なくざらざらとしている.
- ニホンカナヘビは全長に対して尾長が長い(ニホンカナヘビの尾長は全長の約2/3,ニホントカゲの尾長は全長の半分程度).
- ニホントカゲの繁殖期のオスには,顎(あご)や喉にオレンジ色の婚姻色が現れる.
- ニホントカゲはトカゲ科(Scincidae),ニホンカナヘビはカナヘビ科(Lacertidae)に属する.
- ニホントカゲは英語で“Japanese five-lined skink”,ニホンカナヘビは“Japanese grass lizard”.ニホントカゲはいわゆる「skink(スキンク)」の仲間で,ニホンカナヘビの方が「lizard(リザード)」の仲間となる.
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節足動物
広島大学総合博物館のイベント
- 第30回ふむふむギャラリー「海の中でかくれんぼ? HIDE AND SEEK IN THE OCEAN?」
会期:2025年2月19日(水)~2025年2月28日(金)
会場:総合博物館 本館
開館時間:10:00~17:00※2月23日(日)〜25日(火)は休館となります。
概 要: ブラジル発の"マングローブの中でかくれんぼ?"プロジェクトでは、太平洋から大西洋に生息する様々な擬態魚について調査しています。本企画展では、ブラジルの大学生アレクシャ・ケイロズさんの協力のもと、調査の成果を展示いたします。
※本展示は、ブラジルのthe Paulo Gustavo law grantの支援による"Hide and seek in the mangrove?"プロジェクトにより実施されています。
- ギャラリートーク
ブラジルの大学生アレクシャ・ケイロズさんが「葉っぱになりすます魚」のヒミツやふしぎについて展示解説を行います。※日本語の同時通訳あり
開催日時:2月22日(土) 14:00 〜 16:00 (予約不要・参加無料)
- 詳しくはこちら→イベントの詳細
参考文献
- 比婆科学教育振興会(編). 1996. 広島県の両生・爬虫類. 168 pp. 中国新聞社, 広島.
更新履歴
- 2015.05.08 ページ作成
- 2016.04.27 図を追加.
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