ツルマンリョウ
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ツルマンリョウ Myrsine stolonifera (Koidz.) Walker
シノニム
その他
分類
維管束植物門 Tracheophyta > 種子植物亜門 Spermatophytina > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > キク上目 Asteranae > ツツジ目 Ericales > サクラソウ科 Primulaceae > ツルマンリョウ属 Myrsine
旧分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ヤブコウジ科 Myrsinaceae > ツルマンリョウ属 Myrsine
解説
- 本種が広島県に分布することは,1983年に吉野由紀夫によって本郷町で発見され,つづいて1994年に清藤敞によって広島市で発見された.
- 本郷町の生育地は谷筋の常緑樹の多いヒノキ植林地で,海抜280 m,広島市の生育地は斜面上部から尾根のアカガシ,アカマツ,ツクバネガシなどからなる林で,海抜480 mである.
- 奈良県と山口県の生育地は低地のシイノキなどからなる常緑広葉樹林であって,広島県のような高い海抜の生育地は特記すべきことである.
- 本種はたいへん貴重な存在であり,厳重に保護することが望まれる.
花期
分布・産地・天然記念物
分布
- 奈良・広島・山口・鹿児島・沖縄県にきわめて稀に分布し,台湾と中国大陸南部にも知られている.
- 奈良県と山口県では国指定の天然記念物になっている.
産地
天然記念物・RDB
- 環境庁RDBカテゴリ:準絶滅危惧(NT)
- 広島県RDBカテゴリ(2003):絶滅危惧I類(CR+EN)
- 広島県RDBカテゴリ(2011):絶滅危惧I類(CR+EN)
- 広島県RDBカテゴリ(2021):絶滅危惧I類(CR+EN)
標本
- 本郷町(yy-6869),広島市(yw-11023)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- ツルアカミノキ
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 42710
- 県RDB
文献(出典)
- 中西・吉野(1984),環境庁(1988),鈴木・吉野(1990b),広島県(1995),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
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