野外観察/ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方
提供: 広島大学デジタル博物館
(ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方から転送)
ナビゲーションに移動検索に移動ダイサギ・チュウサギ・コサギの見分け方
ダイサギ・チュウサギ・コサギともにペリカン目 Pelecaniformes の サギ科 Ardeidae の白い鳥です.遠目で見ると見分けにくいことがありますが,以下のような見分け方があります.
解説
- からだの大きさはダイサギ>チュウサギ>コサギ.
- ダイサギとチュウサギは足の指が黒いが,コサギでは黄色い.また,嘴はコサギでは一年中黒いが,ダイサギでは冬は黄色く,夏は黒い.
- 夏はダイサギは目先が青くなり,背の飾り羽が伸びる.チュウサギは背・胸に飾り羽があるが,コサギでは頭部に2本の冠羽が伸び,胸・肩・背に飾り羽がある.
- 繁殖期にはダイサギは目が赤橙色になり,チュウサギは赤くなる.
(写真提供:竹原ステーション)
3種のシラサギ
チュウダイサギとオオダイサギ(ダイサギ)
チュウダイサギとオオダイサギは,亜種の関係にある.見分け方は難しいが,以下のような生態的違いがある.
- 亜種チュウダイサギ Ardea alba modesta は夏季に日本で繁殖し,冬季は琉球列島やフィリピンに渡る.
- 亜種ダイサギ(オオダイサギ) Ardea alba alba は冬季に冬鳥として北方より渡来する.
広島県付近で夏季に見られるものは,チュウダイサギで,冬季に見られるものはオオダイサギと思われる.
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広島大学総合博物館のイベント
- 第30回ふむふむギャラリー「海の中でかくれんぼ? HIDE AND SEEK IN THE OCEAN?」
会期:2025年2月19日(水)~2025年2月28日(金)
会場:総合博物館 本館
開館時間:10:00~17:00※2月23日(日)〜25日(火)は休館となります。
概 要: ブラジル発の"マングローブの中でかくれんぼ?"プロジェクトでは、太平洋から大西洋に生息する様々な擬態魚について調査しています。本企画展では、ブラジルの大学生アレクシャ・ケイロズさんの協力のもと、調査の成果を展示いたします。
※本展示は、ブラジルのthe Paulo Gustavo law grantの支援による"Hide and seek in the mangrove?"プロジェクトにより実施されています。
- ギャラリートーク
ブラジルの大学生アレクシャ・ケイロズさんが「葉っぱになりすます魚」のヒミツやふしぎについて展示解説を行います。※日本語の同時通訳あり
開催日時:2月22日(土) 14:00 〜 16:00 (予約不要・参加無料)
- 詳しくはこちら→イベントの詳細
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