シロバナウンゼンツツジ
提供: 広島大学デジタル博物館
(セトウチウンゼンツツジから転送)
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シロバナウンゼンツツジ Rhododendron serpyllifolium Miq. var. albiflorum Makino
シノニム
その他
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ツツジ科 Ericaceae > ツツジ属 Rhododendron
解説
- Yamazaki(1996)はウンゼンツツジの白花品シロノウンゼンと和名が紛らわしいので,その分布域から新和名セトウチウンゼンツツジをつけた.
- 花は白色で小形.
- 中井・小泉(1922)はウンゼンツツジの産地として「安藝佐伯」を挙げている.この記載文の中に「白色ナルトキハしろばなうんぜんつつじト云フ」とあるので,佐伯のものは本変種であろう.
花期
- 4月下旬から5月上旬.
分布・産地・天然記念物
分布
- 山口県東部から広島・岡山・兵庫・大阪・和歌山・愛媛東部・香川・徳島県と瀬戸内海沿岸に分布する.
- 広島県西部の花崗岩地帯で,沿岸部から吉備高原面に分布.
産地
天然記念物
標本
- 大竹市後飯谷(km-6093),大野町妹背滝(yh-805),極楽寺山(yw-5988),広島市武田山(yy-5243),府中町水分峡(yw-3992),東広島市馬木(km-3954),本郷町爆雪滝(yy-10399),河内町竹林寺(yy-7131),野呂山(yw-4861)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- セトウチウンゼンツツジ
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 41990
文献(出典)
- 中井・小泉(1922),河毛(1974),土井(1983),井波(1985)(ウンゼンツツジとして),広島市教育委員会(1988),山崎(1989),鈴木・吉野(1990b),渡辺ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
引用文献
- 中井猛之進・小泉源一.1922. 大日本樹木誌 巻之壱.511 pp. + 28 pp. 成美堂書店,東京.
- Yamazaki, T. 1996. A revision of genus Rhododendron in Japan, Taiwan, Korea and Sakhalin. 179 pp. Tsumura Lab., Tokyo.
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