スズキ
提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動広島大学 > 広島大学デジタルミュージアム > デジタル自然史博物館 > 動物総合ページ]> 郷土の動物 > 広島県の淡水魚 > スズキ | 広島県の動物図鑑 / 和名順 | 魚類図鑑 / 分類 / 和名順 / 学名順
スズキ Lateolabrax japonicus
分類
脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 硬骨魚綱 Osteichthyes > 条鰭亜綱 Actinopterygii > スズキ系 Percomorpha > スズキ目 Perciformes > スズキ亜目 Percoidei > スズキ科 Lateolabracidae > スズキ属 Lateolabrax > スズキ Lateolabrax japonicus
解説
- 北海道南部以南の汽水域~沿岸域に分布.
- 広島県では,瀬戸内海沿岸の比較的大きい河川の河口や汽水域によく侵入する.
- 体色は背側が青銀色で腹側が銀白色.
- 若魚は側線より上方に黒色斑を持つが,成長と共に消失する.
- 成魚の体長は50 cm.体長1 mほどになり,魚や甲殻類を食べ,ルアー釣りの対象魚として人気が高く,塩焼き・洗い・ムニエルなどで美味.
- 産卵期は11月から1月.沿岸部で浮遊性の卵を産む.
- 太田川下流の広島旧市内では,かつて夏の夜に小舟でくりだし,カーバイトランプで川底を照らし,箱メガネで覗き,水深2~3 mに潜む寝込みのスズキを長いヤスで突いて獲る「つきんぼう」という漁法が盛んであった.現在ではスズキの数も少なく,水が汚れ川底を見通せなくなったためすたれている.
天然記念物・RDB
- 該当なし
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
- せいご→ふっこ→すずき.名前の変わる出世魚.
関連ページ
参考文献
- 中坊徹次(編). 2013. 日本産魚類検索 全種の同定, 3版. xlix + xxxii + xvi + 2428 pp. 東海大学出版会, 秦野.
広島大学 > 広島大学デジタルミュージアム > デジタル自然史博物館 > 動物総合ページ]> 郷土の動物 > 広島県の淡水魚 > スズキ | 広島県の動物図鑑 / 和名順 | 魚類図鑑 / 分類 / 和名順 / 学名順