ススキとオギの見分け方

提供: 広島大学デジタル博物館
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ススキオギは,同じイネ科ススキ属の植物であるが,以下の特徴で区別できる.

  • ススキは,根茎は短く,草地に生え,株を作り,小穂は汚黄色で,小穂の基毛は白色まれに淡紫色で,長さは小穂と同長か少し長く,第2小花の護穎に8-15mmの芒がある.以上の点で区別できる.また,葉の裏面は多少粉白色を帯びる.花期は8-10月.
  • オギは,長い根茎を持ち,水辺に生え,群生するが株を作らず,小穂は帯褐色で,小穂の基毛は銀白色で長さは小穂の2-4倍,第2小花の護穎の多くは芒がない.以上の点で区別できる.花期は9-10月.


生育

根本

標本

参考文献

大橋広好・門田裕一・邑田 仁・米倉 浩司・木原 浩(編).日本の野生植物2, 改訂新版.2016.平凡社.東京.p.89


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