シバナ
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シバナ Triglochin asiaticum (Kitagawa) A.Love
シノニム
その他
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 単子葉植物綱 Monocotyledoneae > ホロムイソウ科 Scheuchzeriaceae > シバナ属 Triglochin
解説
- 細長い葉で,汽水域に生育する多年性草本.満潮時には水没するような湿地に生育する.
- 花の構造などから,ホロムイソウ科ではなく,シバナ科として独立させて取り扱う場合もある.
- 和名はシオバナ(塩場菜)が転じたもの.かつて,塩田(塩場)で見られたことから.
花期
- 花は穂状で,夏から秋にかけて黄白色の花を咲かせる.
分布・産地・天然記念物
分布
- 北海道から九州に分布するが,瀬戸内海沿岸では生育地が少なく,宮島と兵庫県相生市鉄砲山海岸で知られる.
- 宮島では生育地が3か所知られ,保護されている.
産地
天然記念物
- 相生市那波南本町では天然記念物に指定されている.
標本
- 宮島(ts-1722, HIRO-MY 44831),上蒲刈島(rn-10492),尾道市満越(sf-5479)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- ウミニラ
英名
広島県方言
備考
- 広島県RDBカテゴリ: 絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
- 環境庁RDBカテゴリ: 絶滅危惧II類(VU)
- 環境庁コード: 60710
- 県RDB
文献(出典)
- 関ほか(1975),橋本ほか(1980),井波(1982),土井(1983),Uchiyama(1989),広島県(1995),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
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