エドヒガン
提供: 広島大学デジタル博物館
(シダレザクラから転送)
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エドヒガン Cerasus itosakura (Siebold) Masam. & S.Suzuki var. itosakura f. ascendens (Makino) H.Ohba & H.Ikeda
シノニム
- Cerasus spachiana Lavalée ex H.Otto var. spachiana f. ascendens (Makino) H.Ohba
- Prunus pendula Maxim. f. ascendens (Makino) Ohwi[広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用.]
- Prunus spachiana (Laval. ex H.Otto) Kitam. f. ascendens (Makino) Kitam.
- Prunus subhirtella Miq. var. ascendens (Makino) E.H.Wilson
- Prunus subhirtella Miq. var. pendula (Maxim.) Tanaka f. ascendens (Makino) Ohwi
その他
分類
維管束植物門 Tracheophyta > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > バラ上目 Rosanae > バラ目 Rosales > バラ科 Rosaceae > サクラ属 Cerasus
旧分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > バラ科 Rosaceae > サクラ属 Prunus
解説
- 石灰岩,流紋岩,安山岩などの岩場や岩海などに生育し,しばしば大木がある.
- 本種の枝が垂れた品種がシダレザクラ(イトザクラ)(cv. pendula)で,県内の社寺などに大木が多い.
- 下記の標本は確実な自生のみ挙げる.
花期
- 花期は沿岸部で3月下旬から4月上旬,内陸部で4月中旬である.
分布・産地・天然記念物
分布
- 広島県では,吉備高原面に自生が点在する.
産地
天然記念物
- 県天「小奴可の要害桜」(東城町,胸高幹囲5.9m,県内最大,東城三本桜の一つ)
- 県天「森湯谷のエドヒガン」(東城町,胸高幹囲4.5m,県内三番目,東城三本桜の一つ)https://www.shobara-info.com/spot/234
- 県天「吉備津神社のサクラ」(甲奴町)
- 庄原市天「藤木の桜」
- 甲奴町天「太郎丸のエドヒガン」
- 上下町天「井永のヒガンザクラ」
- 県天「円正寺のシダレザクラ」(高野町,胸高幹囲3.8m,県内最大)https://www.shobara-info.com/spot/311
- 県天「神原のシダレザクラ」(広島市)
- 佐伯町天「大虫の枝垂れ桜」
- 芸北町天「奥中原のシダレザクラ」; 「宮地のシダレザクラ」
- 甲奴町天「善福寺跡のシダレザクラ」
- 上下町天「深江のシダレザクラ」
- 御調町天「福井のシダレ桜」; 「浄土寺のシダレ桜」
- 福山市天「菅町のシダレザクラ」
標本
- 野呂山岩海(ts-820919),湯来町不明峠(km-2127),吉舎町知和(kk-1010),三良坂町灰塚(ts-909758),総領町光(yy-12665),神之瀬(mt-17296),口和町下金田(hn-498),東城町上千鳥(yh-882)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- アズマヒガン
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 26150
広島大学キャンパス内での情報
関連ページ
文献(出典)
- 河毛(1974),土井(1983),関ほか(1984),山下(1988),井波(1990),関ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
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