シキミ 宮島の植物と自然

提供: 広島大学デジタル自然史博物館 植物
移動: 案内検索

広島大学 > デジタル自然史博物館 > 宮島の植物と自然 > 目次 > 薬になる植物と毒になる植物 > シキミ

目次

シキミ Illicium anisatum L.

分類

シキミ科 Illiciaceae,シキミ属 Illicium

解説

 高さ2-15 mになる常緑樹.植物体全体に独特の臭いがある.樹皮は灰褐色.葉は全縁で,革質(かくしつ)で厚く,主脈が目立ち,枝の節に集まってつく.宮島では花期は2月下旬-4月下旬が一般的.花は淡黄色で,萼(がく)や花弁が明瞭に分化せず,10-20枚の花被片(かひへん)をもつ.雌しべは8個の心皮(しんぴ)が集まる.果実は8角形で扁平(へんぺい).種子は褐色でつやがあり,楕円形.宮島では島の全域で見られ,大きな個体が多い.本科の分布は東アジアと北米東部に限られる.シキミはモクレンなどと共に,花をつける植物の祖先に近い形をしていると考えられていた.葉は独特の香りがあり,線香などの原料として利用される.有毒(ゆうどく)植物で,植物体全体に毒があるが,種子はとくに危険.

「宮島の植物と自然」内のページ

「宮島の植物と自然」(広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所 2009)内で掲載されているページ.

  • 111 p.

文献(引用)


関連ページ


広島大学 > デジタル自然史博物館 > 宮島の植物と自然 > 目次 > 薬になる植物と毒になる植物 > シキミ