桜図鑑/サクラてんぐ巣病
提供: 広島大学デジタル博物館
(サクラてんぐ巣病菌から転送)
ナビゲーションに移動検索に移動サクラてんぐ巣病(桜天狗巣病)
- サクラてんぐ巣病菌 Taphrina wiesneri (Rath.) Mixという子嚢菌の一種が原因となって起きる病気.感染すると花芽がほとんどつかなくなる.
- サクラてんぐ巣病菌が含まれるタフリナ属Taphrinaは子嚢菌であるが,子実体を形成しない.本属の種の多くは維管束植物の寄生菌になるものが多い.
- 感染した枝は形態異常をおこす.枝の一部がコブ状になり,不規則な細かい枝が密に出る.これは菌の影響で植物ホルモンのバランスに異常が生じるためと考えられている.
参考文献・インターネットリソース
- サクラてんぐ巣病あれこれ(森林総合研究所九州支所 定期刊行物 九州の森と林業) http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/kysmr/data/mr0031k1.htm