コツブゲンゴロウ科
提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動コツブゲンゴロウ科 Noteridae
分類
節足動物門 Arthropoda > 昆虫綱 Insecta > コウチュウ目 Coleoptera > オサムシ亜目 Adephaga > ゲンゴロウ上科 Dytiscoidea > コツブゲンゴロウ科 Noteridae
解説
- コツブゲンゴロウ科は多くがため池や水たまりの止水域で見られる水生昆虫である. 日本では 5 属 16 種が記録されており広島県では, コツブゲンゴロウ, ムモンチビコツブゲンゴロウ, キボシチビコツブゲンゴロウ, ムツボシツヤコツブゲンゴロウの 4 種が記録されている.
- ため池で確認できる種はガマやアシなどの植物体が蓄積している水中植物が豊富なため池でよく見られる.
- 地下水生種も知られている.
- 細長い触覚で体に厚みがあり, 腹側は平たんである. 体型はやや細長い楕円形のもの、卵型のものがある.
- キボシチビコツブゲンゴロウなどの一部の種では, 尾端を植物にさし呼吸する.
コツブゲンゴロウ亜科 Noterinae
広島県で記録されている種
ホソコツブゲンゴロウ亜科 Notomicrinae
備考
- 県内で記録のあるコツブゲンゴロウ科(中村, 2014)
関連ページ
参考文献
- 三田村敏正・平澤 桂・寄居重幸. 2017. ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシ ハンドブック. 176 pp. 文一総合出版, 東京.
- 中島 淳・林 成多・石田和男・北野 忠・吉富博之. 2020. ネイチャーガイド 日本の水生昆虫. 352 pp. 文一総合出版, 東京.
- 中村慎吾. 2014. 広島県昆虫誌, 改訂増補版. 2650 pp. 比婆化学教育振興会, 広島.
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