コケ/基礎/コケとは

提供: 広島大学デジタル博物館
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”こけ”とは? −コケ植物と”こけ”−

”こけ”は小さな植物をさすことばです.

  • 「こけ」という日本語は,もともと小さな植物をさすことばです.
  • 古い日本語の「木毛」や「小毛」からできたことばだと考えられます.
  • ”〜コケ”と呼ばれる植物のなかには,いくつかのまったく別の植物がふくまれています.
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> > > ここにある植物は,すべて"〜こけ(または,〜ごけ)"と呼ばれる植物です.
  • 現在,「コケ」というと,生物学的にコケ植物を指すのが一般的です.
  • それでは,コケ植物とはどういう生き物でしょうか?

コケ植物は,維管束(水や養分の通り道)をもたず,胞子でふえる植物です.

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  • むずかしいことばで言うと,スギゴケのなかまはセン類,ゼニゴケのなかまはタイ類と呼ばれます.
  • セン類とタイ類のほかにも,田んぼなどで見られるツノゴケというなかまもあります.

コケ植物でない”こけ”

  • 名前に”こけ”があっても,コケ植物ではない「こけ」があります.
  • コケ植物以外で「こけ」と呼ばれるものに,地衣類,藻類,小型のシダ植物,小型の種子植物などがあります.

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